何がなんだか分からないタイトルになってしまったが…
酷暑のこの季節は散歩するだけで汗だくになってしまうので、元々の引きこもり性質に拍車がかかってさらに引きこもりがちになる。しかし、1日に15分は紫外線を浴びた方が安眠その他健康に良いと聞くし、キラッと輝く太陽と青い空を見るとやはりカメラを持って出かけないと勿体ない気もしてくる。
と言うことで「ひまわりを探しに行く」というテーマを勝手に自分で作って、PENTAX K-1 Mark IIと2本のFA Limitedレンズを持って、帽子をかぶって麦茶を持って、覚悟して炎天下の中近所を少し歩き回ってきた。
残念ながら散歩エリアには一面のひまわり畑みたいなものはない。ときおり誰かが植えたと思われる、ソロまたはほんの少数の群れがあるだけだ。それでもひまわりはダイナミックで格好イイ。なんか、個人的に頭で描いていた「The 夏！」みたいな写真が撮れて、いきなり満足してしまった。
ゴーストは仕方がない。むしろゴーストも味わいだと思う。円形絞りじゃないので少し絞りの形状が出たのが失敗だったかも。ちなみにHD版だとどう写るのだろうか？
FA77mmに付けかえて思い切り太陽入り逆光撮影をしてみた。 茎や葉の産毛みたいなのが光っていて面白い。ゴーストは出なかったし、古いレンズの割にコントラストがきっちりある。しかもあまりフリンジも気にならない。HD版だとどうなるのだろうか？
なお、もちろん（望遠系のレンズは特に）太陽をフレームに入れるのは避けた方が良い。目やセンサーやシャッターやミラーボックスを焼いてしまう可能性がある。でも思いついたからにはその危険を冒してでも撮ってみたくなる。いつか痛い目に遭うかも知れない。
なんか逆光で撮るのに嵌まってしまった。舌状花部分の花びらが薄くて逆光で透けて輝いているように見えるからだろうか。太陽はフレームに入ってないが、フレーム外ギリギリにあってわりと全体的にフレアっぽい。でも、その感じがむしろとても良い。HD版だとどう写るのだろうか？（3回目）
”Sunflower”とは、つくづく良い名前だと思う。黄色もとても鮮やかで美しい。
これはちょっと小型の花を咲かせるタイプのひまわりと思われる。スッキリ青空をバックにすると爽やかさ倍増でかわいい。
もうひまわりの季節としては後半戦だろうか？ 何となく夏休みの間中咲いていたような記憶があるが、あれは8月ではなくて7月だったのかも知れない。でも、まだこれから咲く蕾もあったからもう少し楽しめるだろう。枯れてきたら… というか種ができるようになってきたら「ヴィンテージひまわり」を楽しむのも良いかもしれない。
さて、ひまわりは堪能したのでもう帰ろうと思ったが、せっかくなので少し遠回りをしてきた。カメラを持ち出しても何も撮る気になれないことも多々あるが、見慣れた場所なのに、なんだか真夏の景色はどれもフォトジェニックに見えて、気がついたら結構シャッターを切っていた。
東京スカイツリー方面に巨大な積乱雲が現れた。下では大雨が降っていたことだろう。77mmではギリギリ収まるかどうかという大きさで、思わずもっと下がれないかと辺りを見回したが、遙か彼方の巨大な積乱雲相手に少し下がったところで何も変わらないことに気付く。
単焦点は足で何とかしろ！なんてウソじゃないか。便利ズームは1本持っておきたい。
もう季節的に新緑とは言わないのだろうが、どこを見ても瑞々しいグリーンで溢れている。そしてやっぱり東京スカイツリーが見える（というか、見える方ばかり撮っている）。
ちなみにこの手前の緑地帯は、以前は季節ごとに花が植え替えられていたが、今はほぼ放置されている。いや、荒れ放題になってないので、やはり誰かが手をかけてこの状態を保っているのだろう。秋に向けて一面のコスモス（キバナじゃないやつ）を植えて欲しい。
頭上を見上げるとこれまた綺麗な緑だなと思って撮ったら、銀杏の木だった。あと2ヶ月もすると色づいてくるだろうか。なんだかんだ言ってやっぱり秋が待ち遠しい。早く涼しくなって欲しい。
結局気がついたら東京スカイツリーばかり撮っていた。夏の空にはひまわりに負けず劣らず映えるので大好きだ。