PEUGEOT 308SW GTは初車検を迎えて初心に返る

2020-06-27

 早いものでPEUGEOT 308SW GTが初車検を迎えた。冗談でも大げさでもなくて、まだ半分以上新車気分でいるのだが、そうか、急に308のディーゼル熱にうなされて盛り上がって乗り換えてしまったのは3年も前のことになるのか。

 なお納車以来満3年経過時点で走行距離は24,000kmで、ここまでトータルの燃費は17.7km/Lとなっている。距離はもう少し行く予定でいたのだが、コロナ渦もあってここ3ヶ月ほどはまったく伸びなかったのは仕方がない。一方で燃費の方は期待通りで素晴らしい。軽油の安さと相まってラインニングコスト的にはかなりお得感がある。

まずは車検整備点検

 さて、6月に中旬になっていつもの原工房さん持ち込んだ。

PEUGEOT 308SW GT サイド

 その結果、車検整備点検は何事もなくあっという間に終了し、どこにも異常は発見されず何も問題は無かったそうだ。実際乗っている本人としても、細かいところ含めて何も不調は感じていなかったのだからさもありなん。

 そもそも、わりと大きな故障は今年3月に経験している。

 尿素SCRによる排気浄化システム関連の故障が発生し、AdBlueのタンクとポンプをまるまる交換してもらった。それ以降は極めて快調で何も問題は無い。

 ということで、車検整備費用は必要最低限のオイル等の消耗品交換を含めて、特別定額給付金で概ねまかなえる程度で収まった。諸費用に関してはクリーンディーゼル車に対するエコカー減税のおかげで重量税が全額免除される(今回車検分まで)ので、自賠責の更新のみだ。素晴らしい!

 車検に関しては以上で終了なのだが、せっかく入庫するので、ついでに以下の2案件の作業もお願いした。むしろこっちのほうがこの記事の本題かも知れない。

ご当地ナンバーに交換

 今年の5月11日から全国17地域で新たなご当地ナンバーが追加され、交付が始まった。その中に我が地元、東京都江東区で発行される江東ナンバーが含まれている。足立ナンバーがそんなにイヤだったわけではないし、新しい江東ナンバーがそんなに格好イイとも思ってないが、まぁこう見えても地元愛がある方なのだ。

PEUGEOT 308SW GT

 で、新しいナンバーはこうなった。以前の足立ナンバーも希望ナンバーだったのだが、ベタに車名の“308”にするのが気恥ずかしくて、ちょっとひねった数字にしていたが、今回はもう開き直って“308”にした。

 むしろ変な数字にする方が自意識過剰じゃないか?と思えてきたのだ。大人になったと言うことだろう。ちなみに、以前のナンバーは“134”だった。意味は… 0x134=308だ。
 

江東ナンバー

 ご当地ナンバーと言えば図柄入りだが、ここは無難に無地を選んだ。しかし右上をよく見てもらうと分かるとおり、オリンピック/パラリンピックのロゴを付けた。(前後をどちらにするかは自由に選択可能だ)。

 競技会場の多くがある江東区はオリンピック/パラリンピックととても縁が深い。だからこの組み合わせはアリなのだ。むしろ最高の組み合わせと言っても良いかもしれない。

 オリンピック/パラリンピック自体がどうなるのか分からない。もし万が一中止となって幻に終わるなら、それはそれでなおさら味わいが出て良いのではないかと思っている。

タイヤ交換

 もう一つは夏タイヤを新品に交換した。納車以来3年、夏タイヤの走行距離は2万キロ程度で溝はたっぷり残っていたのだが、どうもコンパウンドの劣化が進んで来て、サイドウォールからブロックまわりがひび割れてきていたのだ。

 納車時のタイヤはライン装着されたミシュラン・パイロットスポーツ3(2016年9月スペイン製)だった。輸入車なのでこのくらいの時間差は仕方がない。製造から4年そこそこ、2万キロ程度で寿命を迎えるのは自分の感覚的にはかなり早いな… と感じる。だが安全には代えられないので仕方がない。

MICHELIN Pilot Sports 4

 ということで、新しいタイヤはこれにした。同じくミシュランのパイロットスポーツ4ということで、1世代新しくなった。純正ホイールのままなのでサイズは今までと同じで225/40ZR18となる。やはりスペイン産でロットは2020年の2月となっているから、かなり新しい。

 うむ、やはりプジョーにはミシュランがよく似合う!(言ってみたかっただけ)

 さて、車のタイヤを新品に交換したことは過去にも何度もある。が、以前乗っていた306や207SWではどちらかと言うとエコ系のタイヤを履いていた。正直なところ新品タイヤになってものすごく大きな違いを感じたことはない。少し音が静かになったかな?くらいだったという記憶がある。

MICHELIN Pilot Sports 4

 だが、今回は劇的な違いを感じている。大げさではなく激変したと言って過言ではない。それは308SWという車の特性から来るものななのか、スポーツ・コンフォート系の低扁平タイヤだからなのか、その両方なのかはよく分からない。

 静かになって乗り心地が良くなったことはもちろんだが、それ以上にステアリングに伝わってくる安定感がまったく違う。空いている首都高の急なコーナーなんかで感じていたアンダー気味なソワソワ感は全くなくなり、ステアリングを切っただけ綺麗に曲がっていく。車線変更でも自分でもビックリするくらいにスパッと進路が変わったりして驚いてしまう。ステアリングさばきはもう少し穏やかで良いんだ…と。

 さて、3年前の新車時にこうだったかどうかが思い出せない。この差は劣化したタイヤと新品タイヤの差なのか?パイロットスポーツ3と4の差なのか? 多分ほとんどは前者のはずだが、願わくは今度のタイヤはもう少し長持ちして欲しいと思っている。

メンテナンスパック終了

 新車購入時に付いていた正規のメンテナンスパックは今回の車検で終了した。これ以降はいよいよ原工房さんでメンテナンス作業を受けることが出来るようになる。ただしあと2年の延長保証に入っているので保証対象の部品交換や作業が発生しない限り、という条件は付くのだが。

原工房

 なお原工房さんはいつも通りフランス車で満杯だ。新旧色んな車で溢れている。どちらかと言うと「旧」のほうが多いかも知れない。
 

新208と308SWのリア

 が、その中にはこんなのがいたりする。後ろの黄色い車はまだ正規輸入されていない新208だ。こういうのがしれっと入庫していたりするのだ。今回目撃したやつは普通のガソリン仕様だったが、ラインナップとしてはEV版もあるらしい。

 うーん、新208も良いなぁ。何年か後にこんどは急にEV熱が盛り上がってきたらどうしよう?と心配になる。

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