東京地方は夏が過ぎ去り過ごしやすい気候になってから1ヶ月ほどが経つ。この秋は金木犀が2回咲いたり(もしかして3回?)いろいろ変な感じだが、都内でも公園の木々が確実に色づきはじめている。例年最盛期は11月末から12月初旬にかけてなので、まだまだ紅葉には早いとは思ったのだが、良い天気に誘われてどんな感じか近所の公園に偵察に出かけてみた。
カメラとレンズはふと思いついてPENTAX K-1 Mark IIにsmc DA40mmF2.8 Limitedを付けてみた。公式にはサポートされていないがクロップせずにフルサイズのまま使ってみる。なのでこれもまたジェネリックGR IIIxと言える(※個人の意見)。
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f2.8, 1/250sec, ISO100
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f2.8, 1/1600sec, ISO100
茶色と黄色の葉っぱ。寄って開放という定番。思っていたよりはかなり色づいていた。
開放でもちゃんと隅っこまで光が回っている。描写性能は分からないがボカして背景に落としてしまえば関係ない。ボケもそんなに悪くない。
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f8.0, 1/125sec, ISO100
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f2.8, 1/1000sec, ISO100
大きな銀杏も良い感じになってきている。夏場に台風が海水を巻き上げて潮水を降らせたりすると、その年の銀杏は黄葉する前に葉を落としてしまったりすることもあるが、今年は大丈夫そうだ。
紅葉はさっきのアップもそうだったが、真っ赤と言うよりは茶色く枯れていくように見える。気候や土地のせいなのかそういう種類なのかは分からない。もしや世の中の紅葉写真は色をいじりすぎて現実ではないのだろうか?
そう言いつつ、この二枚はLightroomで特に色味をかなりいじってある。実際はこんな色ではない。
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f4.0, 1/250sec, ISO100
地面も落ち葉に覆われて黄色くなってきた。
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f2.8, 1/2000sec, ISO100
子供達はいつも元気だ。ちなみにこれは撮ろうと思って待ち構えて撮ったとか、ここを走ってくれと演出したとかではなく、普通に太陽に透ける銀杏を撮ろうと思ってシャッターを何枚か切ったらたまたまこう写っていた。
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f2.8, 1/250sec, ISO100
ソメイヨシノの紅葉はかなり早く都内でももう終わりかけている。良く見ると来春の準備も着々と進んでいるようだ。
ソメイヨシノの紅葉は花と同じでなんか儚げで、あまり写真映えしないのだけどわりと好きだ。
PENTAX K-1 II SE, smc DA40mmF2.8 Limited, f2.8, 1/400sec, ISO100
紅葉している木ではなかったのだが、なんだか光が透ける葉の様子が綺麗だった。小さな実がなっているこの木は何だろうか? エゴノキ?
グリップやペンタ部の出っ張りよりも薄いDA40mmは昔からKマウントの名物レンズだが、隅の解像度や像の流れ云々とか言わなければ、こうしてフルサイズでも開放から十分に使えるレンズだと思う。
自分が持ってる個体は友人が海外旅行などで使い倒した後、使わなくなったからとタダでもらったものだ。ちゃんと動くし撮れるが着脱が妙に渋かったりして、ベストな状態ではないかも知れない。でもこれだけ写れば十分すぎるだろう。
さて一眼レフでも疑似GR IIIx体験をしてみたわけだが、感想としては思ったよりもずっと使いやすかった。やっぱり40mmはアリなのかも知れない。こうなるとK-1 Mark IIでは43mmにもう一度挑戦してみなくてはならないだろう。なぜあのレンズは苦手なのだろうか?