昨年に続き今年もまたブルーインパルスが東京の空にやってきた。昨年はコロナ禍で奮闘した医療従事者へエールを送るという名目だったのだが、1年以上経過した今となっては「あれは何だったのか？」という状況となっている。それはともかく…
6年ぶり3回目の飛来！ 東京上空にブルーインパルスがやってきた ｰ酔人日月抄外伝
そして今回の飛来はもちろん東京2020オリンピック開幕記念だ。この巨大イベントの開催については、東京都民の一人として個人的にいろいろと思うところはあるのだが、それとは切り離してブルーインパルスだけは楽しみたい。
なお、飛行コースは事前に航空自衛隊のTwitterで発表されていた。昨年の飛行ルートとはだいぶ違うが、東の方にもちゃんとやってくるみたいで安心した。
#ブルーインパルス は、#東京2020 #オリンピック 競技大会開会日となる7/23(金)、東京都内を中心に編隊による展示飛行を行います。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にご協力ください。#航空自衛隊 #JASDF #空は繋がっている #Tokyo2020 pic.twitter.com/VOoQA77KZR— 防衛省 航空自衛隊 (@JASDF_PAO) July 15, 2021
2021年7月21日：予行
一発勝負だった昨年とは違い、今年は本番2日前の21日に予行が行われた。なので実際のところ今回は2日にわたって2回もブルーインパルスを見ることができた。
21日の12時20分に入間基地を離陸したブルーインパルスが東京上空に現れたのは12時40分頃だった。距離的にそんなに時間がかかるわけではないので、しばらく入間基地上空あたりで旋回し、時間調整あるいは隊列を整えていたらしい。
渋谷から品川方面へ向けて、山手線の南半分に合わせたかのようにグイッと旋回してきた。おぉぉ！
なお、予行の日は白スモークを使っているが本番は5色のカラースモークを使用することになっている。色付きスモークだとさぞかし良い眺めになるだろう。
上空には雲ひとつ無い快晴で、絶好のブルーインパルス日和だ。高度が高めなのは仕方はない。
綺麗なデルタ型編隊だ。しかし先頭を行く機体はブルーインパルス仕様ではなく、通常カラーのTｰ4だ。5色のスモークを担当する5機が主役だからだろう。
もちろんここからは見えないが、新宿〜代々木あたりでちゃんと五輪マークをも描いたらしい。そんなことより東京上空でアクロバットをやって欲しい。
2021年7月23日：本番
そして本番の日。ブルーインパルスの飛行は開会式の進行や演出とは直接関係なく、予行と同じく昼に行われた。
予行とぴったり同じ時刻の12時40分頃、ブルーインパルスは再び東京上空にやってきた。残念ながら予行の日と違ってこの日は雲が多く、せっかくのカラースモークがくすみがちだ。
いやいや、夏らしい積乱雲をバックにカラースモークをたなびかせるブルーインパルスは格好イイ！
そしてあっという間に頭上を通過していった。予行とまったく同じ、一糸乱れぬデルタ型編隊だった。美しい！
東京スカイツリーと5色のスモークを引くブルーインパルス！ 昨年と予行の反省を生かしてなんとか思ってたとおりに撮ることができた。もうちょっと低く、ゲイン棟の天辺を掠めるくらいで飛んでくれたらもっと良いのに。
本当はもっと東京らしい街中から広角レンズで空を見上げ、なんなら逆光で眩しい太陽の光を入れたような写真も撮ってみたい。自転車でちょっと遠征しようかとも考えたのだが、あまりの暑さと、撮影ポイントを絞りきれずに時間切れになり、結局昨年同様に地元でお手軽に撮ってしまったが、まぁ良いだろう。そこそこ満足だ。
次回があれば別のところから撮ってみたいと思う。え？ 次回はパラリンピックの開会式の日？ 天気も社会情勢もどうなってるかは分からないが、やるならまたリベンジしたい。
2021年8月25日追記
パラリンピック開会日のブルーインパルスも撮ってきた！