温泉に浸かるニホンザルで有名な地獄谷野猿公苑に行ってきた

 年末休み中のとある日、ちょっとドライブに出かけてきた。行き先の候補地はいくつかあったのだが、温泉巡りがてら長野県にある地獄谷野猿公苑に写真を撮りに行ってみることにした。

 地獄谷野猿公苑は志賀高原の入り口付近にあり、野沢温泉や小布施のすぐそばでもある。過去何度も近くを通りかかったことはあるのに、実際には一度も行ったことがなくてずっと気になっていたのだ。

 そしてもちろんここは絶好の写真スポットでもある。雪の中温泉にニホンザルの姿は世界的にも有名で、インバウンド盛んな頃は外国からの観光客で溢れていたそうだ。

K12S2349.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA24-70mmF2.8 ED SDM WR(38mm), f8.0, 1/60sec, ISO200, 0EV
 雪に覆われた細い遊歩道を2kmくらい歩いた先に、忽然と現れた渓谷沿いの温泉。ここが本家本元の地獄谷温泉だ。入湯はもちろん宿泊も出来るらしい(なお露天風呂は外からわりと丸見えだが)。

 野猿公苑が整備される前、猿たちが最初に入った温泉もここの露天風呂だったのだとか。
 

K12S2430.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(123mm), f2.8, 1/320sec, ISO100, 0EV
 ということで、なんとか野猿公苑にたどり着いた。雪は降っていなかったけれども気温が十分低いので温泉からは湯気がもうもうと立っている。レンズの解像とかピントとか細かいことは気にならなくなる。

 それにしても、じゃれ合う子猿さんたちがかわえぇ…。
 

K12S2730.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(140mm), f2.8, 1/500sec, ISO100, +0.7EV
 この日はお湯に浸かる猿はほとんどいなくて残念な感じだったのだが、じっと待っていたらようやく一頭だけ入ってくれた。サービス精神… ではないと思う。

 なお、お湯に浸かる習性があるのは基本的に雌猿と子猿だけで雄の成猿は滅多に入らないそうだ。
 

K12S2668.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(200mm), f5.6, 1/200sec, ISO100, 0EV
 温泉だけでなく周囲の山の上にも川のそばにもたくさんの猿がいる。ここにいる猿たちは野生なのだが、この温泉周辺で餌付けされているらしい。

 この日も朝一で餌が撒かれたらしく、地面に落ちている白い粒状のものを必死に拾って口に運ぶ姿が見られた。だからお湯に入るかどうかはともかく、ここに猿が現れない日はないらしい。
 

K12S2694.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(170mm), f2.8, 1/640sec, ISO100, +0.7EV
 湯船の真ん中当たりにある浅瀬が作ってあって、そこは人気があるようで入れ替わり立ち替わり猿がやってくる。全身浸かるほどではないけど、足は温めておきたいみたいな感じだったのだろうか?

 あと、温泉のお湯自体を飲む姿がたくさん見られた。美味しいからなのか、身体に良いと経験的に知っているのか、あるいは単に冷たい水より温かいお湯のほうがお腹に優しいからなのか?
 

K12S2653.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(150mm), f2.8, 1/160sec, ISO200, 0EV
 それにしても、猿も人と同じでとにかく子供は元気で好奇心旺盛でそこら中動き回り、遊びまくっている。そしてかわいい。
 

K12S2857.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(200mm), f2.8, 1/200sec, ISO100, +0.3EV
 遊び疲れてお湯に浸かってうとうとする。いや、お腹が空いてお湯の中に落ちている餌を拾っているようだ。かわえぇ…(語彙不足)
 

K12S2983.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(150mm), f2.8, 1/200sec, ISO100, +0.3EV
 ある時間になるとだんだんみんな集まってきて、そこら中でグルーミングが始まった。
 

 動画も撮ったので貼っておく。こうして本当にその辺で人を気にすることなく自由に遊んだりグルーミングしてたりする。
 
 特に柵もなくてすぐ目の前を猿たちは自由に歩き回っているのだ。まるで猿山の中にそのまま入り込んでしまったかのようだ。そして猿たちは見物にきた観光客にはまったく見向きもしない。そこにいないかのように振る舞っている。足下を平気ですり抜けていくし、カメラを向けても特に気にする様子はない。

 食べ物やビニール袋類の持ち込みは禁止されている。エサをあげようなんてもってのほかだし、猿に触ろうとしたりするのもダメだ。そういうマナーが守られた上で、猿たちは安心して人を無視して餌をもらいにここへやってくるのだろう。
 

K12S2996.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(180mm), f3.2, 1/200sec, ISO200, +0.3EV
 ということでカメラを持っていると何時間いても飽きない素晴らしい場所だった。

 なお、この日は一応平日だったのだが、思ったよりは人が多かったと感じた。しかも旅行客がいないはすのこんな時期でも外国語を喋る人がとても多いのに少し驚いた。
 

K12S3021.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA24-70mmF2.8 ED SDM WR(24mm), f5.6, 1/250sec, ISO100, 0EV
 引きで撮るとこんな感じの場所だ。それほど寒くもない穏やかな日だったが、12月中旬に降った大雪がたっぷり残っていた。この年末でまた積もったのではないかと思う。
 

 なおTwitterにはアプリで「盛った」写真を投稿した。イメージしていたのはこんな感じ、ということで。

 でも今回は往復の難易度を考えて、雪が降ってない日をわざと選んだのだから仕方がない。次回は雪が降ってる日に是非訪れてみたいとちょっと思っている。
 
 

 上林温泉にある駐車場から野猿公苑までの遊歩道は、積雪と凍結の状況次第ながらもかなりの難路だ。基本的にスノーブーツおよび軽アイゼンの使用が推奨されている。一応遊歩道の入り口で販売やレンタルもあるようだ。

 なお地獄谷温泉だけでなく、周辺は温泉地だらけなので泊まるにも日帰りでも、温泉三昧できる。
 


 

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