PEUGEOT 308SWのスマートキーの電池は2年半しか持たなかった

2020-01-10

 PEUGEOT 308SWのスマートキーの電池が切れた。納車から約2年半が経過したところだが、もちろん元々どの時点で入れられた電池かは分からない。

 スマートキー式の車に乗るのは初めてなので、この電池寿命がごく標準的なのかどうか良く分からないのだが、感覚的には「もうなくなったのかよ!」と思っている。使用頻度にもよるのだろうし、車庫と家の位置関係も影響するかも知れないが、どちらもそれほど厳しい条件ではないと思っている。

PEUGEOT 308(T9)のスマートキー

 昔の車で使われていたただのリモコンキーと比べてはいけないことは分かっている。でも、車のキーの電池交換というのは実のところ初めての体験なのだ。そんなことやったことないのに!

 事の起こりは昨年末だった。
 

PEUGEOT 308 スマートキーに関する警告表示

 キーを持ってるのにドアが開かないとか、エンジンが始動できないとか、逆にエンジンを切るときに↑上のような警告が表示されて切れないなどなど… という問題が時々発生していた。

 もしかしてスマートキー自体が壊れつつあるのだろうか? いや、ただ単にキーの電池がへたっているだけかもしれない… と少し心配しつつ、キーのボタンを押したりしてるうちに復帰すぐにしてたので、しばらくは見て見ぬふりをしていたが、いよいよ頻発するようになり、重い腰を上げることにした。
 

PEUGEOT 308スマートキー電池交換

 ということで、まずはキーの電池を交換してみよう。

 PEUGEOT 308のスマートキーの場合、電池蓋の固定にネジは使われていないのだが、結局のところ蓋を開けるにはマイナスドライバーなり似たような細くて固くて薄い板状の何かしらの道具が必要だ。フタは小さな爪で固定されているだけなので割らないように気をつけなくてはならない。

 が、いずれにしろそんなに固くはないし、開けるのはそれほど難しい作業ではない。
 

PEUGEOT 308スマートキー電池交換

 パカッと蓋を開けるとすぐにボタン電池が見える。電池はCR2032を使用している。コンビニなどでも手に入るごく普通のコイン電池だ。ここまで来たら電池を取り替えて蓋を閉めるだけで作業は完了だ。

 電池周囲はパッキンらしきものが巡らせてあって、一応電池室に水が入らないように配慮されているようだ。この際ゴミやホコリを綺麗にしておこう。

 説明書によると、電池交換後は初期化作業が必要みたいなことが書いてあったが、実際のところ何もしなくてもすぐに使えた(ドアの解錠もエンジンスタートも出来た)。

 ということで、やはりキーを見失う現象の原因は電池だったらしく、交換したらまったく問題なくなった。このスマートキーは、だいたい2年ごとに電池は替えないといけないようだ。1回も使っていないけどスペアキーのほうも替えておかなくては…。
 

PEUGEOT 308スマートキーの物理キー
 ちなみにスマートキーの電池が切れてしまった場合でも、車自体を動かすことは出来るようになっている。まずはドアを開けなくてはならないが、スマートキーにもちゃんと物理キーが仕込まれている。

 このキーを取り出すにはレバーを押しながら引き出すだけなので、道具は何も要らない。しかし逆にキーを落としたときに何かの弾みでこの物理キーが外れてすっ飛んでいったことがあった。なくさないようにしなくてはならない。
 

PEUGEOT 308のドアを物理キーで開ける

 この物理キーでドアを開けることが出来る。逆に閉めることももちろん出来る。PEUGEOT 308はキーホールが普通にドアハンドルに露出しているが、もっと外装に気を使った車だと、キーホール自体隠れている場合があるようだ。
 

PEUGEOT 308のキースロットの蓋を開ける

 センターコンソール一番下、12V電源とUSB-Aソケットの周辺にちょっとした物入れスペースがあるのだが、その底面ゴムを剥がすとキースロットが出てくる(底面ゴムは指先で下に押さえつけながら手前にグイッと引っ張ると簡単に外れる)。
 

PEUGEOT 308のキースロットにキーを差し込む

 表れたキースロットにスマートキーを差し込むと、いつも通りスタートボタンを押せばエンジンを始動することが出来る。もちろん止めることも出来る。

 このスロット方式はわりと古いらしく、最近はスタートボタン付近に置くだけでOKみたいな車が多いらしい。
 

説明書の記述

 スマートキーの電池が切れた場合の対処について改めて説明書で確認しておいた。

 センターコンソールにキースロットがあるということは実際知っていたのだが、実際に試してみないとピンとこない。今回電池交換の機会を利用して、わざと電池を抜いたキーを使って上記の手順を一通り試し、電池が切れてもエンジンかけられることを確認しておいた。

 そう、もしもの時に慌てないために「訓練」はとても大事だ。
 


 

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