渋谷に新しく出来た2つの写真映えスポットに行ってみる

2020-02-16

 とある平日の日中、暇な時間がぽっかり出来たので渋谷をぶらぶら散歩してきた(念のため断っておくが私は会社員だ)。

 東京にはもう40年以上暮らしているが、渋谷はこれまでの人生でまったく縁のない町で、ほとんど何も知らない。だからこそ、本当に暇なときは知らない街を歩いた方が時間を潰せるだろうと考え、そして何より最近渋谷に出来た「映えスポット」を見てみようと思い立ったのだ。

東京メトロ銀座線渋谷駅

銀座線渋谷駅RICOH GR3, f4.5, 1/8sec, ISO100, 0EV
 まず一つ目は銀座線の渋谷駅。何年も前からずっと続いている渋谷駅とその周辺の再開発に伴い、銀座線の渋谷駅も新たに場所を変えて作り直された。その新駅が格好いいというので評判だ。

 なるほど、確かにこれは写真映えする。特にMの字型の構造物が良い。

 だが現場をこの目で見て、この足で踏みしめた感想を正直に言うと… 実物は大したことない。かなり写真写りが良いんだな、と思った。もしかしたら夜になるともう少し印象は変わるのかもしれない。
 

銀座線渋谷駅RICOH GR3, f5.6, 1/8sec, ISO100, 0EV<
 さて、ほとんど同じような写真をもう1枚貼ってみる。1枚目との違いが分かるだろうか?

 左の動いている電車の位置も少し違う(ということでそもそも別のカット)のはさておき、2枚目は銀座線の黄色い車体以外白黒になっている。特定色だけ残して後は白黒に仕上げるというのは昔から良くある手法だし、最近はスマホでも簡単にできるかも知れない。

 新しい銀座線の渋谷駅は、リアリティを求めるよりも、こんな感じで思い切りいじってしまった方が似合う光景ではないかと思う。
 

銀座線RICOH GR3, f8.0, 1/8sec, ISO200, 0EV
 折り返し運転のために移動する運転手さん(多分)をスローシャッタースナップ設定で撮ってみた。

 こういうのもやはり白黒にしたくなるのだが、一方でこの真っ黄色な車体の色は残しておきたい。同じことするのも芸がないと思いつつ、さっきと同じように車体色だけ残してみたが、ちょっとやり過ぎたかもしれない。

 ところで話は変わるのだが、つい最近起きた富士フィルムのストリートスナップ炎上事件以来、今後はこういう写真も撮らない方がいいのかも?と思っている。仕上がりは個人が特定できないし、この程度は問題ないと勝手に思っていたが、現場でカメラを他人に向けてることに変わりはない。

 オンでもオフでも、ややこしい論争に巻き込まれる危険を冒してまで撮りたい写真ではないな、自分の中では折り合いを付けることにした。(※完全に個人の意見です)
 
 さて閑話休題。

SHIBUYA SKY STAGE

渋谷スカイステージRICOH GR3, f8.0, 1/400sec, ISO100, 0EV
 次にやってきたのはココ、渋谷に新しくオープンした高層の商業ビル、渋谷スクランブルスクエアの屋上にある展望台SKY STAGEだ。

 料金は当日券で2,000円、事前にネットで買っておくと1,800円だ。カメラはポケットに入るサイズか、またはストラップが付いてないと持ち込めない。その他の荷物は展望台に出る前にロッカーに預けなくてはならない(100円返金あり)。
 

渋谷スカイステージRICOH GR3, f11, 1/160sec, ISO100, 0EV
 高さは229mあるそうだ。屋根はなくて六本木ヒルズの屋上展望台みたいな感じでとても開放的だ。というか、縁の柵は4辺とも全てガラス張りなのだが、一部はこうして胸の高さまでしかない。端っこまで行くと高所恐怖症じゃなくてもかなりゾワゾワ来る。
 

渋谷スカイステージからの眺めRICOH GR3, f9.0, 1/200sec, ISO100, 0EV
 東の方の眺めはこんな感じだ。東京タワー、六本木ヒルズ、そして遠くの方にはスカイツリーも見える。

 ここから羽田空港新ルートで着陸する飛行機はここからだとどんな風に見えるだろう? この日も飛行確認が行われたのだが、時間が合わなくて見ることができなかった。またいずれ確かめてみたいと思う。
 

349RICOH GR3, f8.0, 1/250sec, ISO100, 0EV
 六本木ヒルズ同様に展望台中央にはヘリポートがある。人工芝のようなものが敷き詰められていて、思わず寝っ転がっている人もいた。ハンモック的なものもあるし、ソファも置いてあったりする。全体的に空いていたこともあってみんな結構自由だ。

 そんなヘリポートの隅っこにこんな数字が書かれていた。最初は高さのことかと勘違いしていた。「ここ、高さ349メートルもあるんだっけ?」と。良く見ると「34.9」だった。いったい何の数字なのだろう? ググってもよく分からない。
 

渋谷スカイステージのエスカレーターRICOH GR3, f8.0, 1/200sec, ISO100, 0EV
 出口に向かって下っていくエスカレーターからの眺め。これまたガラス張りで足下がスースーする感じだ。見切れているがこの真下にスクランブル交差点がある。

 と言うことで、東京を一望するにはなかなか良い展望台だと思う。特に夕景や夜景の時間帯はとても綺麗なことだろう。またいずれそういう時間帯に訪れたいと思う。
 

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