ルスツリゾートで食べてきた美味しい食べ物2020年版

2020-02-12

 今年の北海道スキー旅行記録の締めくくりとして食べ物編をまとめておく。ニセコは毎年通っていたおかげで、食事事情も何となく掴みつつあったのだが、ルスツは初めてなので全く分からない。分からないので現地に行って勘で乗り切ることにした。

 ルスツはスキー場とホテルはとても立派で内部の施設も充実しているが、やはり周辺の有象無象を含んだ「リゾート街」としての成熟度はニセコ(特にヒラフ)にはまったく及ばない。なので、ホテルを出て街歩きをして楽しめるところはほとんどない。従って飲み屋さんもレストランもホテルを出ると、選択肢は極端に少なくなる。

 と言うのは、まだルスツ初心者だから発見できていないだけなのかも知れないが、一応何軒か魅力的な飲み屋さんを見つけてきた。

居酒屋 YOUTEI

YOUTEIのれん

 まずは「YOUTEI」という名の居酒屋に入ってみた。というか、どこも予約で一杯で入れるのがここしかなかったのだ。だが残り物には福がある。
 

生牡蠣

 北海道産ではなく三陸産の生牡蠣。超大粒で美味い!
 

ザンギ

 定番のザンギ。ザンギの美味い店に外れはなし。ザンギの美味くない店にあたりはなし。
 

イクラ丼

 〆はミニイクラ丼。イクラ丼はホテルの朝食バイキングでも好きなだけ食べられるのだが、やはり飲んだ後こそ格別だ。

 内装は質素、メニューも工夫が見られてお値段もリーズナブル。神戸からバイトできているという店員の兄ちゃんたちの接客も完璧だ。ということで、とても良い店だったのだが、生ビールがサッポロクラシックではなかったのだけが残念だ。
 

ルスツ居酒屋 たんぽぽ食堂

たんぽぽ食堂の建物

 次の日訪れたのは「たんぽぽ食堂」という、これまた居酒屋さん。今度は事前に電話して予約しておいた。実は「YOUTEI」のすぐ隣だったりする。というか、この一帯は数軒の居酒屋さんがゴチャッとひしめいている。
 

タコの刺身

 岩内でその日に水揚げされたタコの刺身。冷凍していない新鮮さを売り文句にしていた。タコの刺身好きとしては堪らない一皿だ。
 

つくね

 あとは普通につくねとか、焼き鳥、豚バラ串など特に北海道であることを意識せずいろいろ食べた。どれも美味い!
 

デカいおにぎり

 〆はおにぎり。写真だと分かりづらいがこれが特大サイズなのだ。特に大きめで注文したわけではない。これが普通らしい。周辺のテーブルもざわつくほどの大きさだ。

 狭くて妙な内装のお店だったが、とても良い雰囲気で特に外国人に人気店らしい。接客のおばちゃん達はどうやら地元の人と思われる。妙にハイテンションで最初は面食らったが、それも含めて楽しめば何も問題ない。
 

鍋処 羊ちゃん

羊ちゃん

 さらに翌日、「YOUTEI」や「タンポポ食堂」並びの「羊ちゃん」というお店に。人気度合いで言えばここが一番人気があるのかも知れない。飛び込みではまずムリで、2日前に予約してやっと入れた。ただし、鍋やジンギスカンがメインなためか、珍しく客層がほぼ日本人ばかりだった。
 

サッポロクラシック

 なんと言ってもサッポロクラシックが美味い。東京からの観光客だからという点を割り引いても、国産の生ビールとしてはとても美味しい方だと思う。サッポロの主要銘柄として全国展開して欲しい。
 

お刺身盛り

 事前発注が必要なお刺身盛り。岩内周辺の地場産がメインだ。これで一皿5,000円。ヒラフでは5,000円でこのレベルの刺し盛りを食べるのは難しいので、ちょっと感動してしまった。
 

ジンギスカン

 このお店の看板メニューは鍋らしいのだが、これまた予約時の事前注文でジンギスカンを食べることが出来る。しかも食べ放題だ。このジンギスカンがまた美味かった。これまで食べたジンギスカンの中では三本の指に入ると思う。本当に素晴らしい!

 とても賑やかで活気のあるお店だった。そしてとにかく食べ物のレベルが高い。今のところルスツリゾート周辺では一押しとしておきたいところだが…

 外国人客が少ないせいか、今回行ったお店の中でここだけが店内喫煙可だった。それでも灰皿は常備されておらず、ほとんどの喫煙者は外に出て吸っていたのだが、慣れた人なのか店内で吸い出す人が現れたところで、コレは溜まらんと逃げるように出てきてしまった。
 

ホテル内のカニ食べ放題夕食バイキング

カニバイキング

 残りの二晩はホテル内で食べた。ノースウィングにある「オクトーバーフェスト」と、ウェスティンにある「アトリウム」だ。

 メニューに細かい違いはあるものの、どちらも特徴はズワイガニが食べ放題なこと。オクトーバーフェストでは焼き蟹もあるし、アトリウムではカニしゃぶもあるなど、細かい違いがある。
 

バイキング

 それ以外にも和洋中いろいろ、さらにはそばやラーメン、お刺身から丼もの、デザートまで全てはとても食べきれないほどのメニューが揃っている。

 ただしお値段はお高い。一食一人あたりはソフトドリンク付きで6,000円以上する。ビールを飲んだら7,000円を超えてしまう。リゾートホテル内だから仕方がない。たっぷり食べ尽くして気分だけでも元を取った気になるしかない。
 

 ということで、ルスツで食べたものについては以上だ。今回行ったお店については、以下の通りGoogleマップに記録してある。 

 車で移動すればもっとお店の選択肢は広がるだろう。留寿都や真狩などに出れば観光客向けとは限らない、もっとローカルなお店があるはずだが、そういうのはもっと上級者になってからにしようと思う。

 あと、やっぱり夜はお酒を飲みたいのだが、ルスツリゾートのタクシー事情はニセコ(ヒラフ)よりさらに悪そうなのが悩みどころだ。
 

関連記事