久しぶりにミラノを訪れドゥオモとガッレリアとチェントラーレを散歩してきた

 イタリアのミラノに行ってきた。記憶が正しければミラノを訪れるのは今回で6回目だと思う。そのうち純粋な観光旅行は最初の1回だけで、あとはすべて仕事上の都合、つまり出張だったりする。今回もそうだ。

 ミラノと言えば観光とファッションとサッカーと… あとはF1イタリアGPが開催されるモンツァサーキットがあるし、アルファロメオの本拠地でもある。だから「出張でミラノに行く」と言うと、なんだかすごく華やかな業界の優雅な話に聞こえるかもしれないけど、実態は全くそんなことはない。

 でもまぁ今回は約6年ぶりになるしちょっと楽しみにしていた。具体的に何を… というのではないけれども、ミラノの街をGR III片手にぶらぶら散歩できたらそれだけで多分かなり楽しめるよな、と。

R0005848.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/400sec, ISO200, -0.7EV

 ドゥオモ広場とスカラ座の間にある「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」にやってきた。このガッレリアは本当に格好よくてミラノではお気に入りの場所だ。良く晴れた日の夕方は、天井から差し込む光と影が作り出すコントラストがとても綺麗だ。

 GR IIIはこういう海外旅行でスナップを撮るのにちょうど良い。目立たなくて邪魔にならなくて、そして超高画質で撮影自体も楽しめる。今回はワイドコンバーターGW-4も持って行った。絶対に超広角が欲しくなると分かっていたから。そして想像通りぴったり嵌まった。

R0005852.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/30sec, ISO100, -0.7EV
 ここにはプラダの本店がある。それ以外にもアルマーニとかヴェルサーチとかグッチとか、超有名ファッションブランドが軒を連ねている。とは言え、そういうお店で買い物がしたいわけではない。ただ、このいかにもイタリア的なアーケードの風景をGR IIIで撮っておきいだけだ。だってこんな「映え」スポットなのだから。

R0005781.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/1250sec, ISO100, 0EV
 ガッレリアを出ると大きな広場と巨大なゴシック様式建築のドゥオモ(大聖堂)がある。これこそがミラノを象徴する一番有名な観光地だ。

 先日火災に遭ってしまったパリのノートルダム大聖堂と似ている成り立ちの建物だが、こっちの方が新しくて少し小さいようだ。いや小さいと言っても十分にデカい。そして個人的にはこっちのほうが好きだ。

 ファサードは真西を向いているので午後遅くの日を浴びた姿は本当に格好イイ。夜景も綺麗らしいけど、日が長い今の季節、ミラノの日没は午後9時頃なので夜景は諦めた。それはまた次回にしよう。

R0005786.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/800sec, ISO200, 0EV
 表側だけではなく裏の方までぐるっと回ってみた。反対側は当然逆光になる。色が邪魔になる感じだったので白黒で仕上げてみた。そういう安易なのはいけないと思いつつ、でもデジタルって便利だなと思う。

 さて、ヨーロッパの巨大な教会の常として、この大聖堂も着工から完成まで数百年かかったらしい。しかし教会として十字架と祭壇が置かれているはずの、東側のこの辺が一番古い時代に造られたものらしい。逆に正面のファサード側は一番新しいそうだ。一つの建物だけど、あっちとこっちでは500年近い時間差がある。

 現役の教会だけど観光資源でもあるわけで、もちろん誰でもドゥオモの中に入ることができる(有料)。過去には何度も入ったことがあるし、前回はたしか屋根の上にも登った。今回は外だけでまぁいいかな、と言う気分だったので、周囲をぐるっと一周するだけにした。多分、またいつか7回目に訪れることがあるだろうから、またその時には中にもう一度入ってみようと思う。

R0005922.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/30sec, ISO1250, 0EV
 地下鉄に乗って少し移動してやってきたのはミラノ中央駅「チェントラーレ」だ。ここにやって来た目的は鉄道に乗るためではなく、駅自体が格好イイから。

 この階段付近なんて、今にもマフィアが現れて銃撃戦が始まり、乳母車が滑り落ちてきそうではないか! と思ったら、あれはアメリカのシカゴの話だったっけ。

 なお、一番の目当ては蒲鉾状の屋根に覆われたプラットフォームをじっくり撮ることだったのだけど、いつの間にかセキュリティゲートがホームへの入り口に設置され、鉄道の切符を持っていないと中に入ることはできなくなっていた。何年か前までは出入り自由だったのだが、昨今の社会状況を考えると仕方がない。

R0005880.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/200sec, ISO200, 0EV
 有名な観光スポットじゃなくても、ミラノ旧市街は特に目当てもなくただ路地から路地をウロウロしているだけでもそこら中が格好イイ。どこもかしこも街角はこんな感じだ。

 そして意外なくらいにたくさん犬がいる。

R0005878.jpgRICOH GR3, GW-4, f5.6, 1/320sec, ISO200, 0EV
 石畳の上をトラムも走っている。しかもこんなレトロな車両も多い。全然時代が違う物だけど街の雰囲気に合っていてとても格好イイ。

 ちなみにミラノ中心部の移動は地下鉄が一番便利だ。料金は定額制で1回の移動あたり1.5ユーロ。確かお得な1日券があったはずでそれを買おうと思っていたのだけど、券売機では選択肢が一杯表示されて、アワアワしてしまい、結局普通の1回券を買った。小銭は余りがちだしまぁいいか。

 あと、地元民らしき人達はSuicaみたいな感じで直接何かをかざして改札機を通ってた。もしかしてコンタクトレスに対応したクレジットカード(というかApple Pay)でいけるのかな?と思ったけど当然試す度胸はない。

R0005747.jpgRICOH GR3, f5.6, 1/800sec, ISO200, 0EV
 ちなみに、滞在中ほとんどの時間を過ごしたのは郊外のこんなのどかな場所だ。ミラノ圏内だけどミラノ市街ではない。一瞬、北海道のような景色が広がってることもあったりして、とてものどかなのは良いが、実際は蚊がブンブン飛んでいて参った。

 6月下旬からヨーロッパは熱波に見舞われていて、ミラノも朝は涼しいくらいなのに、昼間になると40℃近くなる日が続いていた。それでもヨーロッパはカラッと乾燥していて過ごしやすい… なんてことはない。とにかく暑くてうだるようだった。約1週間ぶりに東京に戻ってきたら涼しくてビックリした。東京はなんて過ごしやすいんだ!

関連記事