8月29日は焼肉の日!三夜連続めくるめく焼肉の宴

2019-09-04

 8月29日は年に一度の「焼肉の日」だ。この日は毎年、焼肉の聖地神戸で「焼肉の罠」主催による大宴会が連夜開催される。

 招待制のクローズドな会だが、縁あって東京代表の一人として参加させてもらえるようになって早10数年。仕事なんか放りだし平日木曜日から神戸に向かった。

燃え上がるタン塩PENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.5, 1/50sec, ISO800, 0EV
 今年の焼肉の日を祝う宴会は、29日から31日までの3夜連続で行われた。3日間で食べ尽くした全てのお肉を紹介したいところだが、キリがないので代表的なものだけ選んで貼っておくことにする。これだけでも十分に豪華だ。

一日目:ポッサムチプ(兵庫)

 まず焼肉の日の当日は兵庫にある定番店「ポッサムチプ」で開催された。毎年必ず焼肉の日本番の宴会が行われる聖地である。

焼肉に〆サバPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.8, 1/60sec, ISO1600, 0EV
 普通の焼肉店にはない創作焼肉が特徴のお店だ。今年のテーマは「焼肉と魚介」だった。だからなぜか〆サバとかが出てきたりする。

 他にもイカそうめんとか岩牡蠣とかウニとかイクラとか穴子なんかも出てきた。全て焼肉とのマリアージュが考えられている。もう何がメインなのか分からないくらい豪華で、文字通り「旨味の宝石箱」状態だ。

焼肉オン・ザ・ライスPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.0, 1/50sec, ISO800, 0EV
 でもやっぱり焼肉と言えばこれに勝るものはない。焼肉 on the rice こそ至高なり。

 ちなみに出てきた肉はすべて兵庫県産神戸牛60ヶ月の雌牛一頭からとったものだった。東京ではまず滅多に食べられない。食べようと思ったら目がくらむような額を請求されてしまうだろう。特別な宴だからということもあるが、ここではそんなことはない。

二日目:くにきや(元町)

 続いて二日目の夜は元町にある「くにきや」だ。ある意味神戸焼肉の原点とも言える老舗にして有名店である。ここも毎年外せない。

タンいろいろPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.8, 1/60sec, ISO800, 0EV
 焼肉はタン塩から!というのは全世界共通の常識なれども、その「タン」にもこんなに実はこんなに種類がある。それぞれ味わいも食感も違う。

 もちろん左の小さい肉厚のやつが最高級部位だ。でも真ん中のタンルートもカリカリに焼くととても美味い。いやいや、タンはどこでも美味い。しかもこれは世界的ブランド牛、神戸牛なのだ。なんと贅沢な光景だろう。

タンユッケPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.8, 1/60sec, ISO1600, 0EV
 「くにきや」の幻メニュー、タンユッケ。毎年これを食べにきていると言っても過言ではないかも知れない。この美味しさは食べた人にしか分からないだろう。肉を焼くなんて邪道で本当は生で食べるものなんじゃないかと思う。

 本当にこれは奇蹟の食べ物だ。神戸牛のタンを生で食べるなんて! (なおこのタンユッケは現時点で規制対象ではない)

味噌味焼肉いろいろPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F5.6, 1/50sec, ISO3200, 0EV
 美味しいばかりではなく量もすごい。タンだけで4種類くらい出てきたのだが、その後もとにかく塩、味噌、タレの順でこれでもか!というくらいにすごい肉がテーブルに並んで焼くのも食べるのも追い付かないほどだ。

 この日の品数は一人あたり21種類だったそうだ。そんなに食べられるか!と言いたいところだが、でも残すなんて勿体なくて絶対にできないから泣きながら食べた。もちろんうれし泣きだ。

三日目:あまがさきポッサムチプ(尼崎)

 そして3日目の焼肉の日を祝う宴会の会場は、少し神戸から離れて尼崎にある新興店「あまがさきポッサムチプ」だ。名前で分かるとおり、兵庫の「ポッサムチプ」の姉妹店だ。

クラシタ塊肉を切るPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.8, 1/60sec, ISO1600, 0EV
 初日と同じく「焼肉と魚介」がテーマだったが、いろいろアレンジされていた。でもこの日のハイライトはコレだ。ポッサムチプ名物の神戸牛のクラシタ。

 イベント用に丸々塊で仕入れたという巨大なクラシタ肉塊の解体ショーが行われた。なにこれ超格好イイ! コレは映える。有名人の謝罪会見の如くカメラの砲列が並び、シャッター音が響き渡るなか、黙々とクラシタが切り出されていく。

クラシタ火山PENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.8, 1/60sec, ISO800, 0EV
 切り出されたクラシタはこうして火山状にデコレーションされてテーブルに運ばれてくる。ちなみにこれで4人前だ。

 3日間におよぶ狂乱の焼肉フェスの〆にふさわしい肉だ。もはや魚介の影はどこにもない。The 肉があるのみだ。

七輪の上で焼けていくクラシタPENTAX K-1改, HD FA35mmF2, F2.8, 1/60sec, ISO800, 0EV
 七輪の上でじっくり焼きながら、ハサミで小さく切り分けていく。艶々してとても美味しそうだ。今見てもよだれが出てくるが、実は現地ではもうお腹がいっぱいでほとんど食べられなかった。何とも勿体ないことをしてしまった。

 ちなみに食べきれずに余った肉は神戸や大阪在住の人達が翌日食べるためにタッパーに詰めて持ち帰っていった。あぁ、東京まで持って帰ることができるならタッパーを持って行くのに。

60品以上食べ尽くした3日間

 ということで、3夜連続で行われた今年の焼肉の日イベントは無事終了した。3日間とも参加したのは久しぶりだ。

焼肉コラージュby PENTAX K-1改
 冒頭にも書いたが、本当は↑このくらいたくさん食べて、写真も撮ってきたのだ。そしてこれで全てというわけでもない。しばらくは写真を見て思い出を反芻するだけで楽しめる。

 焼肉とかステーキとか、肉っぽい肉料理はあと1ヶ月くらいは食べないで暮らしていこうと思う。
 

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