久しぶりに日本100名城スタンプ集めを再開し、上信越道沿いの3城(松代城、上田城、小諸城)を巡ってきたわけだが、そこで思いがけずきれいな紅葉を見ることができた。
100名城巡り再開!上信越道沿いの3城を一気にハシゴする -酔人日月抄外伝
土地勘がないのでその一帯の紅葉の時期をよく知らなかったのだが、例年11月初旬なのだろうか? あるいは本当の最盛期はもっとすごくて、実はまだ序の口だったのかも知れないが、いずれにしても良く晴れた日で青空や太陽とのコントラストも素晴らしく色鮮やかな紅葉を楽しめた。
ということで、100名城スタンプ集めの番外編として、紅葉の写真をまとめておくことにする。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(21mm), f8.0, 1/200sec, ISO200
松代城の内堀のすぐ横に真っ赤に染まった大木があった。広場にポツンと一本だけ立っている姿は目を惹き、本丸跡を見に行く前にまずはこの木に吸い寄せられて写真をバシバシ撮ってしまった。
少なくともこの木は紅葉の最盛期だったと思う。葉も痛んでおらずまだほとんど散っていない。上から下まで見事に真っ赤だった。
見上げるほどの巨木だったがこれもモミジあるいはカエデなのだろうか? 紅葉の一本咲き(咲いたわけではないけれど)というのも素晴らしい。城跡にあるとなればなおさらだ。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(50mm), f2.8, 1/500sec, ISO200
真田邸には日本庭園があり一部は見学が出来る。となれば当然のようにきれいな紅葉が見られる。広くはないが一番奥には小さなお社があったりしてとても雰囲気があるところだった。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(50mm), f2.8, 1/1000sec, ISO200
庭園内の木々はまだ紅葉し始めのものが多かった。それはともかく、ここに限らず日本庭園というものはすべて紅葉の時期のために造られたかのように思えてきてしまう。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(16mm), f8.0, 1/100sec, ISO200
続いて訪れた上田城も見事な紅葉に彩られていた。堀&鉄道跡のケヤキ並木も見事だったが、それ以外にも多くの美しい木があってポカーンと空ばかり見上げてしまい、城を見るべきか、スタンプを押すべきか、紅葉を撮るべきか迷いまくった。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(50mm), f2.8, 1/1000sec, ISO200
松代と同様に上田もほとんど紅葉の最盛期という感じだった。銀杏も多くて赤と黄色のコントラストが眩しい。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(29mm), f8.0, 1/640sec, ISO200
上田城趾の土塁の上に立つケヤキの大木。良い感じに黄色く色づいていた。幹にはなにやら赤く紅葉したツタ系の植物が絡まっている。背後の山々もまだら模様になっていて秋の里山という風情だ。
都内にもケヤキや銀杏やモミジの木はあったとしてもこうはいかない、山に囲まれた街ならではの風景にしばし見とれてしまう。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(50mm), f2.8, 1/2000sec, ISO200
絵に描いたようなモミジの紅葉。黄色と赤のグラデーションで地面も落ち葉で黄色い。こんな色鮮やかな紅葉は久しく見たことがない気がする。渋く茶色っぽくなる紅葉も良いのだが、鮮やかなこの色の印象はとても強い。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(27mm), f9.0, 1/160sec, ISO200
しかし圧巻はこ小諸城趾懐古園だった。本編にも書いたし似たような写真もすでに貼ったが、古い野面積みの石垣と見事な紅葉の取り合わせは本当に素晴らしかった。
超広角レンズをなぜ持ってこなかったのか!いや、望遠があった方が楽しかったかも?…などと紅葉情報をちゃんと調べてこなかったことを後悔したが、冷静に考えると標準ズーム1本しかないおかげで、迷いがなくなりちょうど良かったのかも知れない。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(24mm), f8.0, 1/160sec, ISO200
本丸跡に建っている懐古神社との取り合わせもとても良い。逆光なのだが紅葉した葉が透けるように輝いている感じが美しかった。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(36mm), f2.8, 1/1000sec, ISO200
この紅葉の色はカメラとレンズとLightroomが作り出した色なのか?現実の色なのか? 撮った本人としては後者だと思っている。本当に滅多に見ないくらい鮮やかな色をしていた。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(16mm), f11, 1/125sec, ISO200
小諸城趾は駐車場からしてこんな状態だったのだ。この時期の週末は混雑して駐車場もなかなか入れない状態になるようだ。この日は平日だったのですぐに入れたが、松代城や上田城と比べると圧倒的に車も人も多かった。
と言うことで、思いがけず出会った綺麗な紅葉の数々にかなり満足してしまった。もちろん、もっと山深い自然豊かで雄大な景色はまた別格なのだろう。それはまたいずれ出会えることを願っておくことにする。
ただ、問題は今後本格的なシーズンを迎える都内のプチ紅葉を探しに行く気力がなくなってしまったことだ…。