河津桜が咲いたとなればメジロも撮らなくてはなるまい

2021-02-14

 ということで、前回記事からの続きだ。梅や河津桜が咲いたとなれば、花や木だけではなくメジロも撮らなくてはならない。

 前回梅と河津桜の開花の様子を見に行ったときは、花だけが目当てで50mmと85mmの単焦点しか持っていかなかったのだが、その数日後に再び、今度は300mmを持って同じところに出かけてきた。今回はメジロだけが目当てだ。

河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.5, 1/1000sec, ISO200, 0EV
河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.5, 1/800sec, ISO200, 0EV
 はい、いた! メジロは花の蜜を吸いに(食べに?)やってきているので、自動的に花が咲いている木にしか現れない。だからこうして綺麗に咲いた梅や桜の花とともにその姿を撮ることができる。
 

河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.5, 1/500sec, ISO200, 0EV
河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.0, 1/1000sec, ISO200, 0EV
 グリーンの毛に名前の通り白い目の縁取り。小さな身体でかわいい。が、都会の真ん中にもこうして普通に現れるような、どこにでもいる鳥だ。むしろ最近は雀より多く見るような気もする。人に対する警戒心が薄いのか、わりと近くまで寄っても逃げていかない。だから写真を撮るのはそう難しくない。
 

河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.0, 1/2000sec, ISO200, 0EV
河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.0, 1/1250sec, ISO200, 0EV
 だからこの季節、Twitterの写真クラスタのタイムラインにはメジロの写真が溢れかえる。その流れには乗らなくてはならない。

 が、一般的に「ウメジロー」という言葉があるように(あるよね?)梅とメジロの組み合わせの方が多いかも知れない。が、我が家の周辺では河津桜の方が人気だ。咲いてる河津桜の並木に行って、注意深く見ていれば必ずどこかにメジロがいる。あるいは長めのレンズを抱えた同業者の動きを見ていればやはり、メジロはすぐに見つかる。
 

河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.0, 1/800sec, ISO200, 0EV
河津桜とメジロPENTAX K-1 II SE, DA*300mmF4 ED [IF] SDM, f4.0, 1/400sec, ISO200, 0EV
 最近あまり望遠レンズで動体を撮っていなかったので良いリハビリになった。動体と言っても見ての通り飛んでいるところを撮るわけではない。が、メジロは枝から枝にちょこまか動き回り、首をせわしなく動かし、落ち着いていることがない。しかもわりと近距離なのでカメラのAFには頼り切ることになる。

 K-1 Mark IIにDA★300mmF4を使ったが、なかなか良い感じだった。旧SDM駆動のAFはトロいと言われることも多いが、メジロくらいなら十分に追いかけられる。AF速度的なことよりも、シングルポイントAFで花にピントを持って行かれないようにすることの方が重要だし、K-1 Mark IIの弱点はむしろ連写するとすぐにカード書き込み待ちでバッファ詰まりすることの方がストレスが溜まる。

 いずれにしても、お天気もとても良く、花も綺麗でメジロも可愛くて、しかも思ったよりちゃんと撮れてとても満足だ。

 次はソメイヨシノの季節か、あるいは来年にまた挑戦したい。その時はK-1 Mark IIよりももっとAF性能も連写性能も優れたカメラを手にしているはずだ。

去年の河津桜×メジロ


 


 

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