冬の訪れとともに最盛期を迎えた東京の紅葉を撮り納める

2021-12-10

 東京都内の紅葉は例年11月末から12月にかけて最盛期を迎える。この時期はだいたい人間ドックの帰りがけに六義園に行って紅葉狩りをするのがここ数年来のルーチンだったのだが、今年は何となくその気がなくて六義園には行きそびれてしまった。紅葉は10月中に行った長野、上田、小諸で思いがけず見ただけでだいたい満足してしまった感じなのだ。

 だから特にテーマもないしまとまりもないのだけど、11月下旬から最近までの間に、近所を散歩したり少し都心に出かけたりしたときに撮った、身近な紅葉写真をまとめて貼っておこうと思う。
 
清澄公園の紅葉PENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f9.0, 1/50sec, ISO100
 近所の公園のモミジ。21mmの画角でも一杯一杯になる位大きい。こんな立派なモミジの木があったなんて今まで気がつかなかった。夏の間は普通に緑の中に埋もれているのだろう。
 

清澄公園のモミジPENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f2.4, 1/1000sec, ISO100
 この木はちょうど最盛期で、全体に真っ赤で虫にも食われていないし枯れてもいないし、どこを切り取っても美しい。

 この日は50mmも持っていったので、あとから写真を整理していたときに、このカットは50mmで撮ったとものと思い込んでいたのだが、Exif見て21mmで撮っていたことに驚いた。超広角っぽくない!と。
 

黄色いモミジPENTAX K-1 II SE, HD DFA*50mmF1.4 SDM AW, f1.8, 1/4000sec, ISO400, 0EV
 赤ではなくて黄色く色づいたモミジ。そういう種類なのだろうか。光が差していて美しい。

 そうそう、50mmF1.4の開放付近で撮るとこのくらいトロトロにボケるんだった。むしろこうなると中望遠で撮ったように見えてくるから、21mmが標準域に見えるのは当たり前のことなのだろう。
 

銀杏PENTAX K-1 II SE, HD DFA*50mmF1.4 SDM AW, f1.8, 1/2500sec, ISO100
銀杏PENTAX K-1 II SE, HD DFA*50mmF1.4 SDM AW, f1.4, 1/8000sec, ISO100
 さて、都内でもっとも良く見る紅葉(黄葉)と言えば銀杏だ。東京都のマークにもなっているくらいだから、それこそ公園から街路樹までたくさんの銀杏があって。この時期はそこら中が黄色くなっている。

 銀杏が都内に多いのは火災に強いからだと聞いたことがある。東京に特に多いわけではなく、他の都市にも普通にこのくらいあるものなのだろう。むしろ銀杏だらけの山や森と言うのはあまり見たことがなくて(あるのかもしれないが)、この黄色い景色は都市部独特の風景なのかも知れない。
 

銀杏の木の下PENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f22, 1/40sec, ISO400
 銀杏は散って地面が真っ黄色になるところまで楽しめる。この木はまだ散ってるようには見えなかったが、木の下はそこそこ黄色い落ち葉で埋め尽くされていた。

 側溝の水はけ問題などあるところは仕方ないのだが、公園とかは無闇に落ち葉を掃除したりしないで欲しい、とたまに散歩に行くだけの一利用者としては思う。
 

新宿の銀杏PENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f2.4, 1/3200sec, ISO100
コクーンタワーと銀杏PENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f11, 1/80sec, ISO100
 西新宿の高層ビル街でも銀杏の黄葉はそこそこ楽しめる。

 今年は夏の暑さがそれほどでもなかったし、台風もほとんど東京には来なかった。秋の訪れは遅かったが冬は普通にやってきたようだ。結局紅葉の時期や期間も概ね例年通りだし、全体的に色付きも良く天気にも恵まれたのではないかと思う。

 ということで、冬の寒さやキリッとして澄んだ空気が大好きな自分としては、都内の紅葉が終わるくらいの今の時期が一番良い季候だなと感じている。また来年!
 



 

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