新小岩のとんかつ居酒屋「Ron Tan」で幻の豚肉「TOKYO X」を味わう

2023-11-08

 新小岩にある「居酒屋Ron Tan」に行ってきた。今年6月に初めて訪れて以来、実は今回で3回目だったりする。このお店は新小岩駅南口に広がる雑多でディープな居酒屋街のなかにあって、特に異色の看板を掲げている。「居酒屋」であると同時に「とんかつ屋」でもあるのだ。

Ron Tan 外観

 とんかつ屋さんが夜営業していて、そこでお酒も出すということは普通にあるし、場合によっては居酒屋的な利用方法が出来なくはない。しかしここはそう言うのとはちょっと違う感じで、昼と夜で店名が変わるらしい。昼は「とんかつ 暁」で夜は「居酒屋 Ron Tan」となる。
 

ビールで乾杯

 昼の「暁」にはまだ行ったことはなくて夜の「Ron Tan」しか経験していない。Ron Tanは居酒屋なのでとりあえず生ビールからはじめる。ちなみに生ビールは大か小しかない。「とりあえず生中!」ではオーダーが通らないので注意が必要だ。
 

たまごカツ

 豚カツにいく前にいろいろ摘まんでおこうということで、まずはRon Tan名物と言っても良い変わり種料理がこの「たまごカツ」。見ての通りの食べ物なのだが、これが他で当たり前にないのはなぜなのか?と思うほど美味しい(多分手間がかかりすぎるから)。
 

白レバー

せせりとぼんじり

 この日は良い鶏が入ったということで、鶏の串焼きも食べた。特に白レバーは猛烈に美味い。焼き鳥の専門店レベルではないかと思う。さらにセセリとかぼんじりとか、あとはトロハツなどもいただいた。
 

白レバーのペースト ゆでタン
煮込み 丸メンチカツ

 その他にも「白レバーのペースト」とか「ゆでタン」とか「煮込み」とか「丸メンチカツ」など、いろいろ面白くて美味しい魅惑の料理が食べられる。なかでも「煮込み」はメニューにそう書いてあったのだが、名前から想像する「煮込み」とはまったく異なるものが出て来た(褒めている)。
 

 と、この辺でそろそろ本題に入ろう。 

TOKYO Xのモモシン

 キタ!豚カツ! そう、Ron Tanでは居酒屋営業でも昼と変わらぬクオリティの豚カツが食べられる。なんなら定食も出してもらえる。ご飯を食べると終わってしまうので、居酒屋スタイルで豚カツ一皿をシェアする形にした。

 なおこの日は東京が誇るブランド豚肉「TOKYO X」が入荷しているということで、そのモモシンをいただいた。脂が少なくてヒレに近い風味だ。いや、それにしても柔らかくて旨い!
 

TOKYO Xのモモシン アップ

 せっかくなのでアップにした写真をもう1枚載っけておく。ほろほろの衣とジューシーな肉。ソースをかけるのが勿体ないくらいの味わいだ。ストレートでも塩のみでも十分にいけてしまう。
 

春雨カリー

 お酒もウイスキーから焼酎、日本酒まで色々あるのだが、春雨カリーの瓶がたくさん並んでいるのが気になってしまった。普通のやつから原酒や古酒までいろいろある。とりあえず基本のグリーンをいただいてから古酒をお代わりしてしまった。泡盛は美味いし悪酔いしないから大好きだ。
 

春雨カリー79度

 79度の小さな瓶もあったのだが、これは飲用ではないそうだ。コロナ禍で飲食店が壊滅していた頃に消毒液として作ったものだとか。たしかに「手指消毒用に試用することが可能……」とか書いてある。

 でも結局のところ泡盛なのであれば飲めるのではないか?と誰もが思うはずなのだが、「それについてはもう何年かしてから考えます」とのことだ。それまで楽しみにしておこう。
 


 

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