もう会期は終了してしまったのだが、つい先日までエプソンスクエア丸の内のエプサイトギャラリーで三好和義さんの写真展が開催されていた。世界自然遺産に登録されたばかりの奄美と沖縄をテーマにした「楽園」シリーズの新作だ。これは見に行かなくてはならない。
三好和義 写真展「世界の楽園 奄美 沖縄」
ということで、会期末ギリギリの先週土曜日に駆け込みで見に行ってきた。残念ながらこの写真展自体は27日で終了しているので、みなさんも是非!とはもう言えなくなっている。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(35mm), f3.5, 1/400sec, ISO200
エプサイトギャラリーは初めて訪れたが、丸の内と言うより明らかに有楽町にあった(住所は丸の内なのだが最寄り駅は有楽町)。いずれにしろかなりの一等地だ。
展示作品はこんな感じだった(撮影可であることを確認済み)。特に西表島で撮影されたという滝の写真は吸い込まれていくようだ。奄美や沖縄や八重山の魅力は海だけではない。独特の湿気感を持った山の中にもある。この滝は実際に簡単には行けない山奥にあるそうだが是非行ってみたい。同じ写真が撮れるとは思っていないが、そんなことはどうでもいいのだ。
プリンターメーカーのエプソンのギャラリーらしく、透明なフィルムや巨大な布地にプリントした写真も飾られていた。写真集があれば買ってくるつもりだったのだがそういうのはなかった。出たら是非欲しい。
東京国際フォーラム周辺をブラブラする
さて、写真展を見るという目的はすぐに終わってしまったのだが、天気も良いので周辺を散歩してみることにした。もちろんそのつもりでカメラも持ってきたのだ。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(16mm), f11, 1/125sec, ISO200
東京国際フォーラムの有名なガラス張りの建物の中。実は長年東京に暮らしていながら東京国際フォーラムに入るのは初めてだ。いや、コンサートホールは何度か来たことがあるが、写真映えするこのガラス張りの会議棟に足を踏み入れたのは今回が初めてだった。なるほど、これは映える。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(50mm), f8.0, 1/250sec, ISO200
ガラス張りなので中はとても明るい。吹き抜けの底は地下1階なのだが、そこまで光が差し込んでいた。うむ、これは映える。
この日はなにやら着物の展示会をやっていて、和装の人がたくさん出入りしていた。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(28mm), f5.6, 1/13sec, ISO125
外から撮っても良い。と言っても、これは会議棟ではなくてホール側なのだけど。ガラスの反射を見ていたらふと思いついて、都営バスが来るのをじっと待って撮った。ファインダーで見ていた方が面白かったのだが、まぁこんなもんか。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(16mm), f11, 1/125sec, ISO200
ぐるっと一回りしてまたガラス棟に戻ってきた。ホールとの間の空間には木が植えられ、オブジェが置かれた都会らしい人工的な景色になっている。太陽がガラスに反射するおかげで高い建物に囲まれていながら常に明るい。
地面に落ちる影も面白くてやたらにシャッター切ってしまったが、ほとんど意味不明な写真でボツばかりだった。ファインダーで見てるときはあんなに面白かったのに。ファインダーに映る映像が実際に写るデータより美しく見えるのは、一眼レフの利点なのか欠点なのか分からない。
PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mm f2.8 ED PLM AW(22mm), f5.6, 1/50sec, ISO200
JRの高架下にやってきた。東京駅前後の高架は古い時代に造られたものがそのまま残っていて、特にに有楽町あたりは煉瓦造りのアーチが無造作に連なっていたりする。
RICOH GR3, GW-4, f6.3, 1/8sec, ISO100
有楽町駅の東西通路も古い高架構造のアーチをそのまま使ったものだろう。背が低くて薄暗くて良い雰囲気だ。わりとカメラを構えた人を多く見る。
RICOH GR3, GW-4, f3.5, 1/800sec, ISO100
三菱一号美術館。街路の銀杏が色づいたらまた綺麗だろう。
このままプラプラしながら皇居方面か、あるいは本当に東京駅丸の内口の方まで歩いて行っても良かったのだが、なんだかこの辺は同じような街並みばかりだしなとか、逆に新橋方面の線路脇も良いが日中はあまり面白くないだろうか… とか、欲を張りだしたら急にお腹いっぱいになってしまった。
なのでカメラはしまいビックカメラを冷やかしてから、その辺のコーヒー屋さんで一休みして引き上げることにした。
でも東京国際フォーラムのガラス棟はときおり遊びに来るには気持ちいい場所かも知れない。世の中にたくさんの写真が溢れている理由が分かった気がする。