つい先日6月末で我が愛車のPEUGEOT 308SWは初回登録から満7年目となり3回目の車検を受けた。その内容を個人的メモとして記録しておく。
整備および車検に関わる作業はいつも通りすべて原工房さんにお任せした。内容は車検にともなう24ヶ月点検作業と必要な消耗品類の交換で、特に未知の問題が見つかったりしてはいない。しかし交換品がわりと大物だったので、費用は予想していた予算よりかなりかかってしまった。
以下、作業明細をそのまま載せるのは生々しすぎるので、主な交換品をリストアップしておく。
- ブレーキオイル
- エンジンオイルおよびオイルエレメント(MOTUL 300V x5.5L)
- アドブルー補充
- ワイパーブレード
- ポーレンフィルター
- フューエルフィルター
- タイヤ(Michelin PS5 225/40R18 92Y)
- バッテリー(VARTA SilverDynamic AGM LN3)
とまぁこんな感じだ。想定される範囲内とはいえタイヤとバッテリーはなかなかコスト負担的に大物なので、わりと費用は想定していたよりもかなり多めにかかってしまったという感じがある。現代の車とはいえやはり7年経過した輸入車なので仕方がない。
今回の交換部品の中でも最大のトピックはタイヤだ。今回で夏タイヤとしては2度目の交換となる。
納車時に装着されていたミシュランのPilot Sports 3は感触がとてもイマイチだったのだが、4年前に履き替えたPilot Sports 4は素晴らしい乗り心地とハンドリングですっかり気に入っていた。なので今回もPS4で良いかも、と思っていたのだが、残念ながらもうPS4の流通在庫はなくなっており、今はすべてPS5に置き換わっている。ということで選択肢はない(ミシュラン以外という選択肢は端からない)ということで、新しい3代目のタイヤはPilot Sports 5となった。
純正ホイールをそのまま使っているのでサイズは今までと同じ225/40ZR18で、乗り出した感じは、真新しいコンパウンドの溝がたっぷりあるタイヤなせいか、フワフワと柔らかく難じる。とても扁平率40の18インチとは思えない。しっかりとしたハンドリングがあって安心感があるなら、柔らかくて燃費が良いに越したことはない。あとはウェットにも強いらしいのでそこも期待だ(PS4でも何も問題はなかったのだが)。
ところで、過去に多額の出費をともなった大物交換と言えば、昨年にAdblueタンクが2回目の故障を引き起こし交換したばかりだが、さすがに前回修理から1年経過後の現時点では何も問題はなかった。タイマーはあと2年あるはずなのでこれもまた新調に様子見をしているところだ。ただ次第に走行ペースが落ちてきているので、それがどのくらい影響するのか心配だ。走り過ぎても走らなすぎるのも良くないらしいので。いずれにしても3回目がきたら ……心が折れてしまうかもしれない。
3年ぶり2回目 PEUGEOT 308SWのAdBlueタンク&ポンプがまたもや故障した(2023年7月10日)
しかし聞くところによるとこの308 T9世代のBlueHDi車は2.0Lを中心に、いまだにAdBlueタンク/ポンプ関連の故障が多発していて、界隈ではかなり問題になっているらしい。というかもう何年も前から問題になっていていまだに解決していないのは困ったことだ。
さて費用がかかった整備や部品交換以外に、原工房さんから指摘されたのは塗装の劣化だ。いやいや、見たところ十分に綺麗じゃないか。洗車さえすれば。
でも実際のところはまぁまぁ痛んでいるらしい。青空駐車で日常の外装メンテはゼロ、たまにブラシ洗車機に突っ込んでいるのだからさもありなん。でも「白だから塗装は大丈ですよね?」と暢気なことを言ったら笑われた。白でもメタリック塗装だしクリアが剥げたら悲惨なことになるよ、と。
うむ、自覚はまったくないのだが。では少し洗車機は控えめにして、昼間は一般車も受け付けてくれるタクシー洗車屋さんにもう少し頼ることにしようと思う(やっぱり自分ではやらない)。
磨き&コーティングは前回の車検ではやってもらったが今回はやっていない。もうそういう年齢(車齢)じゃないし。でも以前乗っていた306の時もたしかそうだったが、10年を前に最後だと思ってもういちど磨いてもらっても良いかもな?とは思っている。もう少し痛んだら考えることにしよう。
ちなみに走行距離は44,500kmほど。生活に必要のない東京民の車としては多くもなく、少なくもなく。いや少ない方かも。ただ7年のうち4年間がコロナ禍だったこと、これの前に乗っていた207SWは6年弱で25,000kmしか乗らなかったことを考えると、自分にとってはわりと走っている方だと思っている。
この車はとにかく運転していて良くも悪くも「疲労」を感じないところが良い。クリーンディーゼルはガラスの靴のように脆くて気難しい面があるのはたしかだが、走り出してしまえば風のように軽やかでとても力強くて頼りがいがある。とりあえずは50,000kmをひとつの節目として目指したい。次の車検までには軽々ととクリアしているはずだ。