あっという間に今年も5ヶ月が過ぎ去った。その一方でゴールデンウィークなんてすごい昔のことのように思える。特に何か思い出があるわけではないのに。
どこかで誰かが言っていたが、5月の連休直後の数週間は日本国内の多くの観光地において、気候的にも混雑度合い的にも旅のベストシーズンな場合が多い、と。確かにそうかもしれない。実際のところ以前はこの季節にどこかに出かけることが多かった気がする。しかし残念ながら今は体力的にも精神的にもちょっとそういう状況になく、ボケッとしている間に今年の5月は過ぎ去ってしまった。
人生にはそういうこともあるさ、と今は諦め、また環境や条件が整ってくるのを待とう。幸いカメラを持って近所をぐるぐると散歩することは出来ているので今はそれで我慢をしている。

5月は前半を中心に春バラの見頃だった。バラ園的なところは東京都内とその周辺にもたくさんあって、どこでも行こうと思えば行けるのだが、意外に近所の散歩道でも見事なバラの花に出会うことができる。ならば街角スナップ的に撮るのもおもしろいかもと思っていたのだが、思うようにはうまく撮れなかった。
なので写真としてどうこうではなく、街角に咲くバラとしてダントツ見事だったやつを貼っておく。一瞬猫がいるのかと思って慌てて撮ったのだがそうではなかった。
連休終盤のこどもの日。今は各家庭で鯉のぼりをあげるという風習はほとんど見かけなくなったが、一方で全国各地で大量の鯉のぼりをまとめてあげるみたいなイベントが増えている。数百と数千とか、とにかく数で押してくる圧巻の作られた映え絶景だ。いや、必ずしもそういうのをディスっているのではなく、どこか見に行ってみたいと思っている。
今年は人混みを嫌って知る人ぞ知る小さな下町の神社の鯉のぼりを見に行ってきた。見ての通り大量の鯉のぼりを上げているわけではなく、狭い境内の空に慎ましくも大型の鯉のぼりがはためいている。写真には2匹しか写っていないがちゃんと(?)4匹掲げられている。
ここの鯉のぼりは10年前にPENTAX K-1が発売になった直後にも撮りにきた思い出がある…… というかその時以来10年ぶりだったかもしれない。懐かしい。機材は10年分進化したが撮れた写真は変わっていない。
東京都の木はイチョウ。それは良いとして江東区の木はプラタナスだと思いこんでいたが、調べてみたらクロマツらしい。
しかし実際のところこの深川の地でイメージする木と言えば「ヤナギ」という地元民も多いと思われる。実際江戸時代にこの一帯を描いた浮世絵にもヤナギは多く登場する。都市部の街路樹としてすぐれておりジメジメした土地と季候にも強かったとかなんとか。その他の理由もあったのだろう。
子どもの頃からそこら中でよく見かけていたような、古くからあったであろう街路のヤナギの木の多くはすでに伐採されてなくなってしまった。それだけではない。イチョウもプラタナスも桜も切り刻まれて無残な姿ばかり目にするようになってしまった。
落ち葉や枝の処理、排水口詰まりの誘発、倒木のリスク、電線等への干渉を理由に街路樹は贅沢で無用で危険なものとして次々に切り倒され、都会の温暖化と砂漠化はますます進んでいく。それら街路樹を排除した代償として我々は、熱中症と紫外線のもたらすリスクにに怯えながら日傘を差し、サングラスをかけ、爆発するかもしれないLi電池を積んだハンディファンを回しまくって、灼熱の街角をヨロヨロと歩き回っているのだ(個人の妄想です)。
なんておかしな話をクドクド書いてきたが、そんな中でも公園内にあるヤナギはまだしばらく安泰だろう。ユラユラと風に吹かれる姿は涼しげでとても良い。
5月も末になってくるとアジサイが咲き始める。それどころかどうかすると5月中にほとんど見頃を迎えていたりして、季節感のズレを毎年のように思い知らされる。まだ東京は梅雨入りさえしていないのに。
アジサイは雨の中でこそ撮りたいと思いつつ、晴れたら晴れたで喜び勇んで地元の名物スポットへ出かけてみた。ここはアジサイ自体も種類豊富で花の付き方、数も見事だし種類も多い。東京スカイツリーと総武線の鉄橋が見通せて、とても良いところだ。
こんなに良い場所なので、当然のように年を追うごとに微妙に有名になってきて、自分たちのような写真クラスタの人々はもちろんだが、それ以外にもさまざまなジャンルの人たちがやってきて熱心に撮影をしている。
5月の最終日、プジョー308を車検&整備に出した。今年は実際の車検切れよりも1ヶ月ほど余裕を見て早めに入庫した。気がつけばこの車ももう満9年が経過する。さすがにまだ新車気分とは言わないが、もうすぐ10年と言うほどの古さは全然感じていない。このままあと10年は乗れる気がしているのだがどうだろうか? そう思えるような請求額で済むことを願っている。
2026年5月に買いそうで買わなかったもの
5月は買うかどうか悩んで結局買わなかったものを取り上げておきたい。それはLUMIXのL10というコンパクトカメラだ。
これは仕様を見る限り事実上のLX100 IIの後継機だと思われるのだが、今の時代に合わせて外装の仕上げを中心にいろいろな面でより「高級コンデジ」化されているようだ。
短い間だったがLX100 IIを使ったことがある身からすると、このL10は非常に魅力的に見える。特にマイクロフォーサーズ機と同じセンサーを搭載し、マルチアスペクト比を実現しているところ。トリミングで十分という声を多く聞くが、個人的にはマルチアスペクト比こそがこのカメラの重要な部分だと声を大にして言いたい。センサーサイズ論争に加わるつもりはまったくないのだが、フォーサーズに関して個人的に納得いかないところはアスペクトなのだ。だから画角をきっちり保ったまま3:2で撮れるというのは素晴らしい。そのために有効画素数と面積が小さくなるのは仕方がない。それこそセンサーサイズなんて大した問題ではないではないか。
さらに開放F値の明るいズームレンズを搭載している点はGRとは全く違うコンデジの世界を体現しているはずだ。EVFはLX100 IIよりもかなり進化しておまけレベルを脱却しているらしい。このサイズで使えるEVFを搭載していたら最高だ。その他操作系などなど、細かいところも良く出来ているというレビューをいくつも見た。
これが馴染みのあるリコーやニコンの製品だったらそのままポチったかもしれないが、ルミックスはかなりご無沙汰状態なので、やはり一度触って手触りを確かめてから決断したいと思っている。東京在住なんだから青山に行けばすぐ触れる、と分かってはいるのだが、そこまでするにはまだ腰が重い。だからこのまま熱が冷めてそのままという可能性もあるのだが、いずれそのうち……。










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