前編からの続き。台風が過ぎ去ってから2日経ち、天気はすっかり回復した。そしていよいよ明石海峡大橋を渡って淡路島に上陸してみることにする。
淡路サービスエリア
神戸淡路鳴門自動車道で淡路島に入ったすぐのところに淡路サービスエリアがある。ここは淡路島側から明石海峡を眺める絶好のビューポイントだ。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(30mm), f8.0, 1/800sec, ISO200, 0EV
こんな感じだ。サービスエリア内にちゃんと展望台が作られている。素晴らしい眺望だ。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(15mm), f11, 1/1250sec, ISO200, 0EV
そして観覧車もある。あまりにも良い天気なので、つい魔が差して乗ってしまった。観覧車なんか乗るのは何年ぶりだろう? ちなみに混んではいなかった。というよりむしろガラガラだった。
淡路サービスエリアは元々高台にある上にさらに観覧車なので、相当に高さを感じる。観覧車自体の高さは65mだが、海面からは135mあるらしい。高いところはわりと平気な方だが、ゾワゾワくる。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(24mm), f8.0, 1/640sec, ISO200, 0EV
観覧車のほぼ頂上部からの眺めはこうなる。うん、さっきのよりずっと良い。バードビューというかドローンビューというか。見晴らし最高だ。
ただの休憩のつもりだったのに、すっかり長居して遊んでしまった。先を急ごう。
CRAFT CIRCUS
淡路島北部の西側、淡路サンセットラインという海沿いの風光明媚な道路沿いにあるCRAFT CIRCUSというレストランでお昼を食べた。
PENTAX K-1 II SE, HD FA35mmF2, f2.5, 1/3200sec, ISO100, 0EV
この日はドライバーではなかったので一杯頂いてしまった。海岸線沿いのウッドデッキという素晴らしいロケーション。まるでリゾートだ。これは飲まずにはいられない!
PENTAX K-1 II SE, HD FA35mmF2, f2.8, 1/800sec, ISO100, 0EV
そこでピザを食べた。しらすは塩っぱくなくて生地やチーズとよく溶け合っていてとても美味しい。サイズもかなり巨大だ。デリバリーピザのLよりも一回り大きい。
で、美味しかったことは美味しかったのだが、本当はここで淡路牛のバーベキューを食べるはずだった。事前の電話では予約しなくても当日で大丈夫ってことだったのに、現地では「今日は肉類はすべてありません!」と言われてしまった。一体どういうことなのだろう?
あわじ花さじき
続いて「あわじ花さじき」という公園にやってきた。もしかしたら一面の秋桜畑が見られるかも知れないということだった。
PENTAX K-1 II SE, HD FA35mmF2, f8.0, 1/400sec, ISO100, 0EV
が、残念ながらまだ秋桜はほとんど咲いていなかった。その代わりにこんな紫色の花が一面に咲いていた。ラベンダー?と思ってしまうところだが、どうやらブルーサルビアらしい。青だけでなく赤いのも咲いていた。
PENTAX K-1 II SE, HD FA35mmF2, f8.0, 1/400sec, ISO100, 0EV
緩やかな丘陵となっていて、手入れされた芝生にポツンと木が生えていたりする。なんだか北海道的な風景だな、と思ってしまった。実際、北海道のこういう風景を見たことはないのだが。
ということで、ほんの半日だけ、しかも淡路島の北の端っこだけだったが、良いお天気も相まって超楽しむことが出来た。こんなに風光明媚なところだとは思っていなかった。今度は泊まりに来たい。
神戸布引の滝
淡路島から一転して神戸の山側にやってきた。新幹線が停車する新神戸駅は神戸市街の山の際にある。そこから歩いていける滝があるらしい。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(15mm), f5.6, 1/30sec, ISO200, 0EV
新神戸駅の裏手に出たらすぐに砂子橋を渡る。何気ない小さな橋だが、これがなんと明治30年頃に造られた水路橋だというではないか。なにげにすごい風情がある。
橋を渡った先は、新幹線の、しかものぞみが停車する駅から徒歩5分とは思えないような山の中へと分け入っていく…
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(20mm), f22, 2.5sec, ISO100, −0.7EV
距離は300mほどだがかなり急坂を上ってたどり着いたのは雌滝だ。手前は見たとおり人の手が入ってるが、奥の細いやつが本体だろう。良く晴れた日の日中なのにこの薄暗さ。カメラもややホワイトバランスを見誤ってるような気がする。紅葉したらさらに綺麗だろう。
石造りの立派な欄干があったので、そこにカメラを置いてスローシャッターを切ってみたが、思ったほどシャーッとはならなかった。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(20mm), f5.6, 1/250sec, ISO100, −1.0EV
雌滝からさらに奥に分け入っていくと、まもなく雄滝に行き当たる。こっちのほうがずっと規模が大きいようだ。落差は43mほどあるらしい。青空が覗いているが滝壺は薄暗い。この渓谷はどうやって出来たものなのだろうか? ブラタモリで取り上げて欲しい。
15mmの超広角でもギリギリなくらい近い。水量はそれほどでもなくカメラが濡れるようなことはなかった。しかし写真で見るよりもずっと迫力があって、マイナスイオン的な雰囲気は十分に感じられる。
繰り返すが、こんな風景が新神戸駅のすぐ裏にある。サンダルでは危ないが特別な用意も不要で気軽に行くことができる。
摩耶山 掬星台
さて、最後はまたベタな神戸観光スポットだ。噂には聞いていたがこれまで訪れたことがなかった。一度行ってみたかったのだ。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(28mm), f11, 1/125sec, ISO100, −0.7EV
というのは、摩耶山の山頂にある掬星台だ。ここからは大阪から神戸までの街並みが一望できる。分かっていても思わず「おぉぉー!」と声を上げてしまった。
いわゆる「100万ドルの夜景」あらため「1000万ドルの夜景」で有名なところだ。いやいや、昼間でこんなに綺麗なのだからこれは夜になったらすごいキラキラな夜景が見られるに決まっている。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(15mm), f11, 1/50sec, ISO100, 0EV, パノラマ合成
これまた15mmでも足りない雄大さだったので、カメラを縦に構えて4枚撮り、Lightroomでパノラマ合成してみた。左奥が大阪、右端が神戸だ。遠くの方には大阪南東部の山並みも見えている。これはすごい。
こうなったら日没まで粘ってみたかったが… 残念ながら帰りの飛行機の時間だ。夜景はまた次回以降の宿題としたい。
PENTAX K-1 II SE, HD DFA15-30mmF2.8ED SDM WR(15mm), f8.0, 1/60sec, ISO100, 0EV
なお展望台意外にも周囲は自然豊かなハイキングコースがある。植生が分からないがここも紅葉するととても綺麗なのではないかと思う。あと、キノコがいっぱい生えていて、その筋方面でも人気があるらしい。
観光編はこれで終わりだが、今回の神戸の旅関連のエントリーはあといくつか書く予定だ。