桜が散る頃になるとやらなくてはいけない毎春ごとの恒例行事として PEUGEOT 308SW GTのタイヤを夏タイヤに戻した。
結局この冬はずっと緊急事態宣言が出ていたり、その他もろもろチャンスがなくて、雪道を走るようなことはほとんどなかった。東京にも雪は降らなかったし。何か少し寂しいが仕方がない。
もうスタッドレスは必要ないかも知れない?
いつもの通り原工房さんでリフトしつつ、ちゃっちゃっと付け替えてもらった。
外したスタッドレスは4年前に購入したブリヂストンのブリザックVRX2で、サイズは225/45R17だ。代わりに取り付けた夏タイヤは、昨夏に新調したばかりのミシュランのパイロットスポーツ4で、サイズは225/40R18だ。プロファイルとそもそものコンパウンドの固さが違うから、乗り味はガラッと変わる。圧倒的に夏タイヤの方が良い。
なおスタッドレスタイヤの溝はたっぷり残っている。今冬の走行距離は2,000km弱だし、4シーズン通しても多分1万キロも使ってない。
もちろんタイヤは(特にスタッドレスは)溝さえあれば良いというわけではないので、過去はだいたい4シーズンおきに交換してきたが、来シーズンの更新はちょっと保留しておこうと思う。もしかしたらもうスタッドレス要らないのでは?ということも含めて考えてみたい。
さて、本題はここまでで、以下はおまけなのだが、ただのタイヤ交換とは言えせっかく原工房さんに入庫するので気になるところを見てもらったり、逆にまったく気がついてなかったことを指摘されたりしてきた。
マフラーの凹み
まずは気になっていたことから。昨年12月末に同じように原工房さんでスタッドレスに付け替えてもらった時に撮った下回りの写真をあとで見たら、なにやらマフラーの太鼓部に凹みらしきものを見つけてしまった。
その12月末に撮った写真というのはこれだ。リアサスの左後ろにあるマフラーの太鼓に凹みがあるように見える。
ということで、今回再びタイヤ交換のためにリフトしたチャンスを利用して、よく観察してみることにした。うむ、やっぱり横置きされたマフラーの太鼓の後ろ側に何かが当たって凹んでいる。
チーフメーカニック氏にも見てもらったのだが、錆びてきたり穴が開きそうな感じではない。周辺のサスペンションやリアバンパー、AdBlueタンクや燃料タンクなどなど他の部分には何か当たった痕跡はない。
「何か心当たりはないんですか? 相当大きな音がしたと思うんですけど!」と聞かれたが、いくら考えても心当たりがない。「記憶にありません」としか言えず、微妙な空気が流れる。
マフラーのこの部分は一番低い位置にあるわけでもなく、リアタイヤとの位置関係からみても駐車場の車止めによるものとも思えず、謎な感じだ。とにかく、別に何か支障があるわけではないので、このままにしておきましょうということになった。
ドアの傷
もう一つは自覚症状がなかった問題を発見されてしまった。マフラーのチェックが済んだ後、待合室でコーヒーもらって一息ついていたら、今度は営業主任氏が駆け込んできて「左ドアの傷どうしたんですか!?」と言われて「は?なんのことですか?」とぽかーんとしてしまった。
「いいから見に来なさい」と言われて見に行くと、確かに左側の2枚のドア境目前後に縦にひっかき傷がいくつも付いている。写真には写ってないが、前ドアのハンドルにも縦方向の傷があった。すでにだいぶ磨いて消した後なので、大したことないようだが最初はガリッとひどい傷に見えたそうだ。
ドアパンチとか、すり抜けていく自転車やバイクが擦ったとかではない。何かが倒れかかってきて当たったような感じだ。幸い凹んだりはしていない。
が、今まで気がついていなかったくらいなので、もはやどこで付いたのかは不明だ。自分でやったとは思えない。自宅駐車場は考えづらく、どこか出先だろうとは思うが、ドラレコも駐車中は作動させてないので特定のしようがない。
まもなく5年目を迎え走行距離も3万キロ超えてることだし、個人的には車は半分くらい趣味の道具であるとは言え、そんなに小さな傷の一つ一つを気にする方ではない。PEUGEOTはそういう車ではないし。なので、これもこのまま放置しようと思う。
さて、走行距離は31,000kmほどだ。遠出を自粛しているのでななか伸びず、せっかくのハイパワーディーゼルエンジンには申し訳ない感じだ。
今年の7月を迎えると満4年が経過し、購入時にもらったCEV補助金の条件(丸4年間乗り続けること)をクリアすることになる。いや、別に乗り換えを考えているわけではない。まだ延長保証期間は続いていることだし。
もう今後はこういうエンジンを積んだ車は出てこないのだと思えば、傷が付こうがマフラーが凹もうが、勿体なくてまだしばらくは手放せない。