熱田護さんの写真展「500GP フォーミュラ1の記憶」を見てきた

 写真展を見に行ってきた。

 どんな写真展かと言えばそれはタイトルの通りで、F1カメラマンとして超有名な熱田護氏による、過去500戦分のF1写真の中から選りすぐりが展示されている。

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 年に一度だけながらF1を撮っているアマチュアの端くれとして、そして30年来のF1ファンの端くれとしては、是非見に行かなくてはならない。
 

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 最近の写真展らしく、ギャラリー内の撮影とSNSシェアは許可されている。が、無制限ではなく5枚までとなっている。ざっと一巡りして、ここぞという5枚を撮らなくてはならない(最初の1枚と最後の1枚はギャラリー外)。
 

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 写真は概ね時代順に並んでいて、要所要所にはかなり長文のキャプションが付いている。

 あー、あのセナが勝った大雨のブラジルGPか… などと長年F1をフォローしてきたファンなら、マシンもドライバーも含めて懐かしくなる写真ばかりだ。
 

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 少なくとも1990年代の写真は全てフィルムによるもののはずだ。しかし古くささなんか全然感じない。フィルムの粒子が浮き上がる壁一面の巨大なプリントは、間近で見ても「すごい」の一言だ。

 というか、機材についてはまったくキャプションがないから、どこまでフィルムでどこからデジタルなのかは分からない。”撮りF1”としては是非機材とできれば撮影データが見たかった。
 

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 ギャラリーの中にはホンダのパワーユニットが展示されている。トロロッソに搭載されていた2018年型のRA618Hだ。超格好イイ。

 ちなみに年が明けて会期後半(1月15日以降)になると1990年代の3.5リットルV12エンジンに置き換えられるそうだ。1.5Lのターボ・ハイブリッドな現在のエンジンと比べるとどのくらい大きいのだろうか?
 

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 それにしても、当たり前だが本当にどれもこれも素晴らしい写真ばかりだった。しかし中でも一番圧倒されたのは。この森の中を走るフェラーリの超広角流し撮りだ。これはいつまでも眺めていられる。

 トップレベルのF1カメラマンというのは、単に流し撮りが上手い的な技術の問題だけではなく、各地のサーキットのどのポジションでどんな時間帯とどんな天候の時にどんなレンズと設定でどんな写真が撮れるのか、あらゆるアイディアと引き出しがあり、チャンスが来たときにはそのイメージを確実に写し止められる腕を持っている… いや持っていなくてはならない、ということがよく分かる。多分それは、航空写真でも他のジャンルでも同じなのだろう。

 写真という趣味の怖くて面白いところは、世界トップレベルのプロカメラマンと、アマチュアが手にする機材には、実のところ大きな差はないところだ。プロサポートはともかく、お金さえ出せば熱田さんと同じ機材を我々も手にすることが出来る。だが、いろいろなことが重なって結果はコレだけ違うのだ。

 …みたいなことをつらつらと考えながらじっくり見てきた。
 

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 ギャラリーの外には実際にレースで使われた様々なドライバー達のヘルメットが並んでいる。懐かしいところではマンセルから、アロンソ、バトン、マッサ… そして現役のベッテルやハミルトンまで。もしかして熱田さんのコレクションだったりするのだろうか?
 
 写真展の詳細はデジカメWatchの↓この記事に詳しい。場所は品川港南口のキヤノンSタワー1階で、2月8日まで開催されている。

F1日本GP 2019の観戦&撮影記

 なお、恥ずかしながら今年のF1日本GPの観戦&撮影記エントリーを下に貼っておく。言い訳するわけではないが、今年は全体的に低調だったと自覚している。来年はもう少し頑張ろうと思う。

2019-12-25|タグ: , , ,
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