今年の夏休みは空ばかり撮っていた

 夏休みが終わってしまった。と言っても、他の大型連休期間を含めこういう混雑期には大きな予定は入れていないから、何か思い出があるわけではない。ことある度に書いてるように、そもそも夏が嫌いなのだ。じっと過ぎ去るのを待っていたい。

 だから休み中は基本引きこもりだったのだが、幾分気温がマシな早朝や夕暮れ時に散歩に出かけたりして、ふと見上げた空と雲の写真ばかり撮っていた。

DSC_1157.jpgNikon D500, TAMRON 16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD(35mm), f10, 1/400sec, ISO100, 0EV
 JALのA350を撮りに早朝に羽田に繰り出したものの目的の写真は1枚も撮れずに大失敗した日。ふて腐れて黄昏れていたら、急に空が割れて光が射してきた。「薄明光線」と言うやつで、 別名「天子の梯子」とはよく言ったものだ。雲はどんどん流れて「梯子」の位置と形はどんどん変わってゆく。

 すっかりやる気を失っていて、早く家に帰って二度寝しようと思いつつ適当にシャッターを切ったら、まるでモノクロみたいな格好イイ写真になったから結構気に入っている。

IMGP6961.jpgPENTAX K-1改, D FA*70-200mm F2.8 ED DC AW(88mm), f4.0, 1/250sec, ISO100, 0EV
 東京では以前ほどゲリラ豪雨とか夕立が降らなくなった気がする。が、そうは言ってもそらに立派な積乱雲が発生した日もあった。それでも風向きのおかげか、結局夕立は降らなかった。

 日没直前は夕日に巨大な雲が染められて、ただでさえとても綺麗なのに、東京スカイツリーに絡んでくれてわりと最高だった。スカイツリーも夕日に照らされたり、イルミネーションが始まっているともっといいのだけど、そうそううまくは行かない。今回はコレで手を打つことにしよう。

IMGP6975.jpgPENTAX K-1改, D FA28-105mm F3.5-5.6ED DC WR(28mm), f8.0, 1/200sec, ISO200, -0.7EV
 薄明光線は下向きだけでなく上向きにも出たりする。ちょっと薄いけど、肉眼で見るより写真に撮った方がより強調される気がする。ってことは肉眼ではっきり見えるくらいのはしごは、写真に撮るとすごいのかも?

KONE0043.jpgPENTAX K-1, D FA24-70mm F2.8ED SDM WR(70mm), f8.0, 1/400sec, ISO100, -0.7EV
 いや、そんなこともないか。これを撮ったときは肉眼でもはっきりと縦筋が見えていた。もうちょっと長いレンズが欲しいなと思いながら撮っていた。どんより曇っていてもこういうことがあるからカメラは手放せない。

 白状しておくと、実はこの写真は今年の夏に撮ったものではない。が、気晴らしに海ほたるへちょっとドライブに出かけたときに実際にこんな景色を見た。コレ写真撮ったことあるなー、って記憶にある景色だった。実際その記憶は正しかった。だから「写真はイメージです」ってことで昔撮った写真を貼っておく。

IMGP6976.jpgPENTAX K-1改, D FA28-105mm F3.5-5.6ED DC WR(95mm), f8.0, 1/125sec, ISO100, -0.7EV
 大きな積乱雲を見ると、その上の方に行ってみたいと、子どもの頃のように思うことがある。飛行機が好きになった元をたどると、そもそも雲が好きだからかも知れない、とか、ちょっとスカしたことを考えてしまった。

R0006393.jpgRICOH GR3, f3.5, 1/800sec, ISO100, 0EV
 引きこもっていたと言いながらJGC修行はやっていた。でも結局のところマイル修行は「旅」ではないと悟った。だから飛行機には乗ったけど、これも事実上引きこもりの一部だと思う。

 そして飛行機から雲を見下ろしてやっぱり写真を撮った。ちなみにこの写真、小さいけど富士山のてっぺんも写っている。そしてやっぱり薄明光線が見えた。カーテンのように横に大きいやつ。超格好イイ。

 台風一過… とはならなかったこの日はなんかとても変な天気だった。機窓の風景はどんなところでもずっと見ていられる。いや、ちょっと飽きてきてるのだけど、空の上から見る空はとてもイイ。

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