3月の肉の日を小岩ビリエットの「薩摩純然鶏の桜香る塩釜焼き」で祝う

2023-04-07

 ちょっと時間が経ってしまったのだが、3月末の吉日、久しぶりに肉の日をリアルに祝うことができた。お店はいつもの小岩駅から徒歩5分、肉料理がとても美味しい下町のトラットリア「ビリエット」だ。

 この日のスペシャル肉の日料理はタイトルにもあるとおりなのだが、実際はもう少し長い名前が付いていて、正確には「鹿児島産薩摩純然鶏の桜香る塩釜焼き 4種類のチーズソース」だ。塩釜焼きは以前にも食べた経験があるが、滅多にお目にかかれるものではないのでとても楽しみだ。
 

ビリエットの前菜盛り合わせRICOH GR3x UE, f4.0, 1/40sec, ISO400
 まずは前菜盛り合わせ。生ハム3種類はじめ、鰯のマリネや水牛のモッツァレラなどなど、定番が揃っていて美しい。
 

スパークリングワイン
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 今回はとりあえずのビールではなく、とりあえずのスパークリングワインにした。大人の味がして美味い。
 

ビリエットの自家製パンRICOH GR3x UE, f4.0, 1/40sec, ISO500
 過去エントリーでは写真を省略してしまっていることが多いが、ビリエットでは前菜とともにとても美味しい自家製のパンが出てくる。
 

カルボナーラと目玉焼きのリゾットRICOH GR3x UE, f4.0, 1/40sec, ISO320
 カルボナーラと目玉焼きのリゾット。トリュフもたっぷりかけてもらった。
 

薩摩純然鶏の桜香る塩釜焼きRICOH GR3x UE, f4.0, 1/40sec, ISO320
 ここで登場したのがこれ。メインとなる「薩摩純然鶏の桜香る塩釜焼き」だ。白いキラキラしたのはすべて塩で、この中に鶏肉が入っていてこのままオーブンで焼いてある。何これすごい。
 


 シェフが塩竈を割って肉を掘り出すところを目の前で見せてくれた。塩は意外に硬くて熱いらしい。周りに飛び散った塩片も拾ってちびちびとワインの御供に舐めてしまった。行儀悪いけど塩は美味い! 世界中に塩をなめながらお酒を飲むという習慣や文化があるわけだ。
 

薩摩純然鶏の桜香る塩釜焼きRICOH GR3x UE, f4.0, 1/40sec, ISO1250
 こうして塩釜の中から掘り出されたのがこんな鶏肉の肉塊だ。春らしく桜の葉っぱに覆われている。まるで巨大な桜餅のようではないか。実際そんな香りが漂ってくる。
 

薩摩純然鶏の桜香る塩釜焼きRICOH GR3x UE, f4.0, 1/40sec, ISO400
 付け合わせはホワイトアスパラ1本と芽キャベツ。鶏肉本体はもちろんジューシーで塩の旨味が染みこんでいるし、意外なくらいに桜の香りとの相性が良い。そして冒頭に書いた正式名称にあるとおり、実はチーズソースがたっぷりかかっていて、これがまた素晴らしく鶏肉の旨味と響き合っている。

 前回のトマホークみたいながっつり牛赤身の肉塊も良いが、こういう手の込んださっぱり上品な鶏料理も素晴らしい。
 

モンテニードリカナイオーロRICOH GR3x UE, f3.5, 1/40sec, ISO640
 この鶏肉の塩釜焼きチーズソースがけと、シェフお勧めトスカーナのロゼワインとのマリアージュをじっくりと楽しんだ。
 

アブサンRICOH GR3x UE, f3.5, 1/40sec, ISO200
 最後はドルチェ盛り合わせとアブサンをいただく。これはいわゆるグラッパなのだろうか? 強いハーブの香りがするリキュールで、いろいろな伝説というか歴史がある。いつの間にかビリエットのグラッパリストに入っていて、飲んでみたいと思っていたやつだ。

 いやいや、これはすごい。体調の良いときにしか飲めないやつかもしれない。いずれにしても久しぶりの”リアル”肉の日宴会のシメとしては完璧だったと思う。


 

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