新小岩の「居酒屋 Ron Tan」で本格的な豚カツを肴にお酒を飲む

2023-06-03

 飲み仲間の友人が新小岩に気になるお店を見つけたと興奮気味に報告してきたのはもうだいぶ前のことなのだが、5月末のある日、ようやくそのお店に連れて行ってもらうことができた。

 新小岩南口のルミエール商店街から1本入った裏道沿いは、小さな個人経営のお店が並ぶ昔からの居酒屋街だ。そんな中に「とんかつ暁」という名の豚カツ屋さんがあるのだが、ここが夜になると「Ron Tan」と名前を変え居酒屋として営業をしている。

 夕飯として豚カツ屋さんで定食を食べながらビールを1杯飲む…… のは普通にあり得ることだが、このお店はちょっと雰囲気が違う。
 
メニュー

 店内にはおつまみメニューがずらっと書かれた黒板があり、焼酎や日本酒やウイスキーの瓶があちこちに並び、当然ながらそれらの値段が書かれたメニューが置いてある。これはトンカツ屋さんと言うよりは、完全に居酒屋の雰囲気だ。
 

キンキンに冷えたスーパードライ
RICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO1600

 ということで、とりあえずの生ビールをいただく。アサヒの東京オリンピック記念グラスで、しかもキンキンに冷えている(というか凍っている)。これは美味い。スーパードライが美味いと思えるようになったらもう十分に大人だと思う(個人の体験および見解)。
 

お通し野菜盛りRICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO1600
 そしてお通しが出てきたあたりはやはり居酒屋だ。しかし普通のお通しとはだいぶ趣が違う。皮とひげ付きのヤングコーンとか、いぶりがっこ&チーズとか、パクチーなどなど、超美味い野菜盛りだった。
 

だし巻きタマゴカツRICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO800
 ここからはひたすら揚げ物、というかカツを頼んでみた。まずはだし巻き玉子カツ。見たまんまだし巻き玉子にパン粉の衣をつけて揚げたものなのだが、これがとても美味しい。なんだか背徳感すら感じる。
 

ロンタンの塩角煮カツRICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO1250
 続いて塩角煮カツ。銘柄はあの東京Xだ。あっさりさっぱりホクホクで柔らかい。脂だらけのように見えるのに、全くしつこさがないくて口の中で溶けていく。そしてほどよい厚さの衣のサクサク食感が同時に楽しめる。
 

ロンタンの極上ロースカツ(岩中豚)RICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO1000
 そして本日のメインディッシュ、極上ロースカツだ。特上じゃなくて極上。その日入荷した豚肉の質や大きさによって値段は変わるため、メニューには「時価」という恐ろしい2文字が書かれている。この日は岩中SPFのこのサイズで3,000円弱だった。

 むしろこれを定食で食べてみたいと思う。白米とお味噌汁に組み合わせたらどんなに美味しいだろう? いやいや、お酒のおつまみとして食べる豚カツもこんなに美味しいものだと再発見した。
 

焼酎グラスRICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO2000
 やはり豚カツにはビールが合いそうな気もするが、お腹がいっぱいになりすぎるので焼酎にした。グラスは「やくしま」だが実際の中身は「村尾」だ。焼酎もガッツリ系の食事との相性が良い。
 

特ヒレカツRICOH GR3x UE, f3.2, 1/40sec, ISO2000
 〆のカツは特ヒレカツ。豚カツと言えばロースが王道だがヒレも捨てがたい。脂がなくて豚の身の美味さが詰まっている。しかもこの塊、この厚さだ。なのに柔らかく、スッと口の中でほぐれて旨味とともに溶けていく。こんなに美味しい豚カツは久しぶりに食べた。
 

白レバーのペースト 水焼売
ポテトサラダ ゆでタン

 もちろんカツばかり食べていたわけではなく、他のおつまみというか料理もいただいた。白レバーのペーストは無限に食べていられるし無限にお酒が飲めてしまう。ポテトサラダは豚肉が乗っていてスパイシーだし、水焼売はパクチーを載せて食べると超美味い。そしてゆでタンに至っては日本酒にスイッチしたくなるが、ぐっと我慢して最後にふたたびビールで〆た。

 ということで、豚カツを肴にお酒をがっつり飲むという新鮮な体験をした。まだまだ知らないことばかりだな、と実感したところだ。ここはぜひ定期的に通いたいお店だ。
 

 基本トンカツ屋さんなのでもちろんランチ営業もやっている。昼でも夜でも良いのでいずれ定食も食べてみたい。
 

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