真夏の葛西臨海公園にひまわりを撮りに行く

2023-08-01

 葛西臨海公園は東京東部では最大級の公園で、ただ広いだけではなく水族館もあるし海もあるし、野鳥もいるし巨大観覧車もあったりして、季節を問わずぶらぶら散歩するだけで常に写真のネタが溢れているはずだ。

 しかし訪れるのは5年ぶりくらいだろうか。近いと言っても徒歩圏内ではないし日常生活の行動圏内ではないからだろう。いつでも行けると思うと実際はなかなか行かない的な感じだ。あと個人的にはちょっと大きすぎるとも感じている。

 そんな中久々に葛西臨海公園まで出かけてみようと思いついたのは、この時期にはひまわり畑があると聞いたからだ。

上を向いたひまわりNikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(120mm), f4.0, 1/250, ISO64
 夏を代表する花であるものの、紫陽花などと違って都内の街路に野良で咲いていたりはしない。遠くまで出かけるのは面倒だが、葛西臨海公園で咲いているというならちょうどお手頃ではないか! ということであまり期待せずにカメラを持って出かけてみた。
 

ヒマワリと観覧車Nikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(24mm), f5.6, 1/500, ISO64
 駐車場からすぐ、蓮池を渡って観覧車の麓付近に目的のひまわり畑が作られていた。なるほど……
 

ヒマワリ畑Nikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(120mm), f4.0, 1/1000, ISO64
 予想していたことだが、そんなに広くはない。いや、かなり小さい。

 やはり郊外の観光農園にあるような広大な見渡す限りの黄色い風景というのとは違う。むしろこぢんまりとしていて、ヒメヒマワリも紛れていて見栄えとしては微妙な感じだ。
 

ヒマワリと青空と太陽Nikon Z 8, NIKKOR Z14-30mm f/4 S(14mm), f11, 1/125, ISO64
 とか言いつつ、ああでもないこうでもないと写真を撮りつつ思ったより長居をして楽しんでしまった。

 ひまわりには青空と太陽がよく似合うが、ちょうどお昼過ぎで太陽の高度が高く、14mmをもってしてもフレームに太陽を入れるのは難しかった。それにしても暑い……!
 

ヒマワリNikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(115mm), f4.0, 1/1000, ISO64
 どアップで前ボケ&後ボケも良い感じに撮れる。
 

ヒマワリNikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(79mm), f4.0, 1/500, ISO64
 酷暑続きで雨が降っていないがちゃんと水やりされているので向日葵の花はとても元気そうだ。
 

観覧車とひまわり前ボケNikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(105mm), f8.0, 1/250, ISO64
 観覧車からの眺めはどうだろうか? それにしてもゴンドラの中は暑そうだ。それとも風が吹き抜けて気持ちいいだろうか?乗って確かめる……ことはしなかった。
 

展望広場の花畑Nikon Z 8, NIKKOR Z14-30mm f/4 S(17mm), f11, 1/125, ISO64
 ひまわり畑を後にして少し園内をまわってみた。と言っても冒頭に書いた通り、葛西臨海公園は広すぎるのでぐるぐる回るつもりはなく、とりあえず海を見てみようと潮風の広場から展望広場へやってきた。こんなきれいな花畑があるなんて知らなかった! その横の緑の芝生も青々していてとても気持ちの良い風景だ。
 

クリスタルビューと入道雲Nikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(103mm), f11, 1/125, ISO64

クリスタルビューから海を眺める家族Nikon Z 8, NIKKOR Z24-120mm f/4 S(102mm), f11, 1/125, ISO64
 このガラス張りの展望デッキは「クリスタルビュー」という名前の建物らしい。葛西臨海公園と言えば水族館のガラス張りドームは有名だが、無料エリアにもこんな格好イイ建物があったなんて。
 


 
 ということで、今回も広大な敷地内を半周もしていない。渚橋も渡ったことがないし、上の池/下の池にも行ったことがない。涼しくなってきたらまた再訪したいと思っている。
 

Nikon Z 8 + Z24-120mm f/4 S Nikon Z 8 + Z14-30mm f/4 S

 今回はこの標準ズームの24−120mmとともに広角ズーム14-30mmも持ち出してみた。ひまわり畑が思ったほどの規模じゃなかったせいもあるのだが、それでも真夏のスカッと晴れた空の下ではもっと超広角域がはまるのではないかと思っていたのだが、気がついたらほとんど24-120mmだけで撮っていた。

 別にカメラとの相性ではなくて撮ろうとしている対象とその場の情景との相性だと思うのだが、今のところZ 8を手にして以降、手持ちのZレンズの中では14-30mmだけがピタッとはまる瞬間を見つけられないでいる。Z 5とはあんなにすぐに仲良くなれたのに。かといって、無理して超広角向きのシーンを探すこともないので、ぼちぼちやっていこうと思う(と言いつつ、千里川土手は14-30mm域は使い出があるだろうな……などと考えている)



 

関連記事

コメント2件