東京の梅の名所 亀戸天神では蝋梅が見頃を迎えていた

2023-01-28

 強烈な寒波が日本列島にやってくる直前、先週(1月第3週)の週末に亀戸天神に散歩に出かけてきた。

 まだまだ冬真っ盛りで本格的な梅の季節ではないはずだが、SNS上などでは東京地方でも梅開花の噂を目にするようになってきた。年によって梅の開花は週間単位で前後することがある(昨年は平年より2週間くらい遅かった)ので、まずは今年の状況を確認しておこうと思い立ったのだ。

参拝者の絶えない亀戸天神Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(30mm), f11, 1/80, ISO100
 初詣も終わったし梅のシーズンまでは亀戸天神の境内は閑散としてるかと思えば、意外に多くの参拝客が列を作っていた。そうだ、今は受験シーズンの真っ只中だった。学問の神様である菅原道真公を祀る天満宮なので、合格祈願にやってくる人は多い。

 そしてやはり亀戸天神からも東京スカイツリーはよく見える。
 

亀戸天神の拝殿と蝋梅Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(70mm), f5.6, 1/640, ISO100
亀戸天神の太鼓橋と蝋梅Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(92mm), f5.6, 1/800, ISO100
 梅に関しては予想通りで、まだあまり咲いていなかった。

 その代わり蝋梅がほぼ最盛期を迎えているようで、蛍光色のような黄色い花をつけた姿が目立った。そして周囲にはとても良い香りが漂っていた。
 

青空と蝋梅Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(102mm), f16, 1/125, ISO100
 出かける時点で空には薄雲が出ていたし、予報的にもあまり天気が良くなさそうだったので、この日はほんの下見のつもりだったのだが、亀戸に着いたら青空が広がってきた上に、蝋梅がとてもいい感じだったので思いがけず写真を一杯撮った。

 なお↑この写真でf16まで絞っているのは不注意によるものではない。空にうっすらたなびく雲の痕跡が写るように絞りを調整した結果だ。意味があったかどうかはまた別の話。
 

蝋梅ローキーNikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(120mm), f4.0, 1/800, ISO100
 しだれ梅の並木の中に1本だけ満開の蝋梅。来月あたり周囲のしだれ梅が満開になれば、ここに蝋梅の木が1本だけがあるなんて、気がつかなくなるだろう。
 

咲き始めの白加賀Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(120mm), f4.0, 1/640, ISO100
亀戸天神の白梅Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(100mm), f4.0, 1/1000, ISO100
 蝋梅以外全く咲いていないかというとそんなことはなくて、白梅(白加賀)もぼちぼちと開花し始めていた。
 

咲き始めていた紅梅と背後に黄色い蝋梅Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(120mm), f8.0, 1/60, ISO100
未開紅Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(120mm), f4.0, 1/1600, ISO100
 紅梅も同じような感じで少しだけ咲いていた。

 梅はソメイヨシノよりは長く楽しめると思うが、見頃はいつ頃になるだろうか? 昨年の遅れを取り返すかのように、今年は少し開花ペースが早いような気はするが、それも今週(1月第4週)の強烈な寒気で少し先送りになったかも知れない。2月になったらまた様子を見に行こうと思う。
 

亀戸天神の池に佇むアオサギNikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(120mm), f4.0, 1/1600, ISO100
 なお池にはアオサギが佇んでいた。太鼓橋のリフレクションとの絡みは、まるで浮世絵で見たかのような錯覚を覚えるほど決まっていた。
 


 


 

関連記事