Nikon Z 8を迎える前にいろいろ揃えた周辺機器&アクセサリー

2023-05-24

 さてNikon Z 8を予約注文し、NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sを購入してしまったわけだが、他にもいろいろと事前に準備しておかないといけないものがある。

 このエントリーではそれら事前に購入しておいた周辺機器やアクセサリー類をまとめておく。Nikon Z 8(以後機種名はスペースを省いて”Z8″などと表記する)が届いてからすぐに使い始めるために必須なものも、そうでないものもある。

Nikon Z 8のために買ったもの(箱)

 だいたい↑こんな感じだ。大したことないようだがなかなか高額なものも含まれていたりする。しかしそれは最初から分かっていたことなので予算に入れておいた。

CFexpressカードとリーダー

 まずはなんと言ってもCFexpress Type Bカード。Z8にはSDカードスロットもあるとはいえ、Z8をZ8として使うなら必須と言って良いだろう。もちろんなるべく高速で大容量なものが良いのだが、CFexpressカードはヘタをすると10万円近くする世界だ。静止画のみならそこそこの速度のお手頃なものでも問題ないようだが、色々調べてPROGRADEのGOLD 512GBにした。


 PROGRADEの場合はCOBALTシリーズの方が高速でGOLDシリーズはその下の「そこそこ」のクラスの製品なのだが、このGOLD 512GBはわりと新製品で、消費電力も低く持続書込も850MB/sと、あとちょっとでCOBALT並と言えそうなほどに速い。容量は512GBも要らないとは思ったのだが、性能とお値段とのバランスを考えてまず最初の1枚はこれにしておいた。


 さらにCFexpressカードから撮影データをMacに吸い上げるためにリーダーが必要だ。ということで、これもカードに合わせてPROGRADEのものにした。USB3.2 Gen2対応だし、SD UHS-IIとのデュアル仕様なのでとても便利だ。

 なおUHS-IIのSDXCカードについては手持ちのものがあるから新規の購入はしない。そもそもZ8でSDXCカードを使うかどうかは実物を触ってみてから決めたいと思う(多分JPEG記録用に使うと思うが)

CFexpressカードとSDカードUHS-IIいろいろ

 既に持っているSDXCカードは↑こんな感じで、やはりPROGRADEのCOBALTとGOLDの128GBが1枚ずつ、それにSanDiskのExtreme PROも128GBと64GBを1枚ずつ持っている。Z5と共用になるがしばらくはこれで十分だろう。
 

予備バッテリー

 続いて持っておきたいのは予備バッテリーだ。Z8の弱点は電池容量なので、これも必須と言って良いだろう。なお対応する電池はD500やD850、そしてZ9以外のZシリーズでも使われてきたEN-EL15シリーズだ。最新のものはEN-EL15cとなっている。

 最後のサフィックスによって仕様にいろいろ違いがあるが、一応どのバージョンでもZ8を動かすことは出来るらしい(EN-EL15無印だけは仕様に記載がないので不明)。重要な違いをまとめると以下の表のようになる。

電池名 定格容量 本体USB充電
EN-EL15c 2280mAh(16Wh) 可能
EN-EL15b 1900mAh(14Wh) 可能
EN-EL15a 1900mAh(14Wh) 不可
EN-EL15 1900mAh(14Wh) 不可

 と言うことで、現状では容量的な面だけみてもcバージョン一択だ。過去機種用に持っている旧型のEN-EL15系電池も、もしものためのバックアップとして使うことは出来るが、電池ローテーションに組み入れて常用するのは得策ではないだろう。
 
Nikon EN-EL15シリーズ

 過去にD500用に使っていたaバージョンが手元に2個残っている。そしてZ5に付属してきたcバージョンが1つ。Z5を購入した際にキャンペーンで無料でついてきたbバージョンが1つ。

 Z5の常用電池をbバージョンにしたとして、Z8で常用可能な予備バッテリーとして中古のcバージョンが1つだけでは心細いと思い、もう1個新品のEN-EL15cを購入しておいた。なのでZ8は本体に付属してくるものと合わせてcバージョン3本(うち2本が新品)で回していけばまずは問題ないだろう。


 2本も残っているEN-EL15aは容量以前にUSB充電も出来ないので、正直言って使い道がないのだが、もしもの時のバックアップとしてないよりは良い、と言うところだろうか。

液晶保護ガラス

 続いて液晶保護ガラス。フィルムじゃなくてガラス。まだNikon Z8用と明記された製品はほとんどないが、Z8の外観写真などを見ると背面液晶周りはZ9と完全に同じようにしか見えないので、保護ガラスもZ9用がそのまま流用できるはずだ。


 カメラの背面液晶保護ガラスとして、定番中の定番製品と言えばGRAMAS製のものなのだが、GRAMASのZ9用はAmazonに限らずどこの販売店でも納期未定となっている。同じことを考えるZ8予約者が多いとともに、Z8を見て値上げ直前のZ9を買ったという人も多いという事情もありそうだ。

 GRAMASが手に入るまで安いフィルムで過ごそうかとも思ったのだが、Kenko製のKARITESというシリーズがあることをTwitterで教えてもらった。WEBで商品情報見た範囲ではほぼGRAMASと同等の保護ガラスではないかと思える。お値段もなかなかする。


 ということで、ここはひとつKARITESを試してみることにした。本日時点(5月24日)ではすでにAmazonでもバックオーダーになっているが、自分が買ったときはまだ即納可能な在庫があったので、すぐに実物は届いてすでに手元にある。

 なおこの製品には肩液晶用の保護フィルムは同梱されていないので注意して欲しい。
 

ストラップ類

 ストラップはもうすっかりピークデザインに馴染んでしまっているので、引き続きZ8にもピークデザインを使っていくつもりだ。製品付属のものは使わない。

とは言え、新しい酒には新しい革袋とばかりに、わざわざ新しいカメラ用に新しいピークデザインのストラップを新調したこともあったが、今回はそういう無駄なことはせず、アンカーもストラップ本体もすでに手持ちの物を流用する。

peak designのアンカーとプロプレートとスライド

 ピークデザイン製ストラップの中でも、斜めがけ時の使い心地を重視して一番幅広のSLIDEを使っている。Z8にもちょうど良い太さなのではないかと思う。アンカーは右手側にはつけず、左側の三角環と三脚ネジに取り付けたプロプレートに取り付けることにしている。そのプロプレートも1枚余っているのでこれも買う必要はない。

 そしてアンカーも山ほど余っているわけだが、何色を使うか考えなくてはならない。標準の赤はもちろん青、黒、白に、ニコン限定の黄色もある。実物を手にしてから考えようとは思うが、青や黄などカジュアルで明るい色よりは何となく黒か白が合うような気がしている。


 

 ということで、最低限の準備は整ったのであとはZ8本体の到着を待つだけだ。もう明後日、26日に届く予定だ。


 

関連記事