SNSでちらほらと梅の写真を見かけるようになってきた。自分の過去撮影ログを見直してみると、昨年は1月中に一度亀戸天神へ出かけ、梅の開花状況をチェックしていた。その時は蝋梅が見頃を迎え、早咲きの白梅がちらほら咲き始めているという感じだった。
今シーズンは暖冬といわれているし、もしかしたら梅の開花時期も影響を受けているかもしれない。ということで2月に入って早々、今年初めて亀戸天神へ様子を見に出かけてみた。まだ見頃を迎えていないのは分かっているのだが、現状をチェックして今後の満開時期を探ってみよう。
本殿脇の白梅。2分咲きという感じだろうか。思ったよりも咲いている。
池の脇に咲く小さな盆栽みたいな紅梅。枝を真っ直ぐ上に向けて伸ばし縦に花が並んでいる。早咲きの種類なのか日当たりの関係だろうか、もうこの木は満開近いという感じだ。バックにある池の深い緑とのコントラストが良い感じだ。
むしろ蝋梅がちょうど良い感じではないかと思っていたのだが、実際はもう終わりかけていた。花は艶を失って傷みかけているし、香りも余りしなかったように思う。蝋梅を愉しむなら1月中だったか。
メインの参道脇にある大きな白梅の木は比較的早咲きなのだが、もう4分くらい咲いている感じだ。でも過去の経験からこの木は比較的長持ちするだろうし、まだまだ見頃は続くはずだ。今後が楽しみだ。
梅はわんさか満開に咲いている姿ももちろんいいが、咲き始めの頃に枝の先に一輪だけ咲いているのも味わいがあって良い。こういうのは桜にはない風情だと思う。
ほら、枝垂のこんなのとか。
せっかくのマイクロレンズなのでぐいっと寄ってみる。もっと寄れるのだけどピント位置とかよく分からなくなってしまうのでこのくらいで諦めてしまう。せっかくの等倍マイクロレンズなのに。
でも、何度も書いてる気がするが、普通に中望遠の単焦点レンズとして使えるので良い感じだ。使っていてとても楽ちんだし楽しい。願わくはあと一段絞りが開けられるとうれしい。
その名も「紅梅殿」という小さな社。敢えて梅を前ボケにしてしまう。いや、もちろん梅にピントを持ってきた写真も撮ったけど、あとから見るとこっちの方が良い感じだと思った。手前の枝垂れ梅がもっと満開を迎えたらさらに良い感じになりそうだ。また撮りに行ってみよう。
他でも同じように敢えて梅にピント持ってこない写真を撮ってみた。亀戸天神の梅の木には一本ごとに種類を示した札がかかっている。
「甲州野梅」をググってみると盆栽がたくさんヒットする。亀戸天神の木は普通に大きいやつだが、なるほどそういう梅の木なのか。
亀戸天神は菅原道真公を祀る学問の神様なので、受験シーズンの今ごろは多くの参拝客が神頼みにやってきている。そんななか「梅まつり」は本日、2月4日から始まっているようだ(約1ヶ月続く)。残念ながら初日の東京地方はお天気が良くないが、来週末か再来週末あたりは見頃ではないかと思う。