地層のように新旧が折り重なった大阪駅界隈の夜を彷徨う

2019-06-16

 大坂に行ってきた。東京から大阪まで新幹線でわずか2時間半でいける時代だから、出張で大阪まで出かけたとしてもほとんどは日帰りするのだけど、年に何回か泊まるチャンスがある。社会人として、一応飲み会に付き合ったものの、一次会で早々に離脱して夜の大阪駅界隈をGR3を手にあてもなく歩き回ってきた。

 梅田界隈はビルが林立した近代的な街だし、東京都心とそんなに変わらないはずなのに、何となく違っているような気がしてくる。古いものと新しいものが混ざってるという点では有楽町的なのかも知れない。けどやっぱり実際歩いていると有楽町とは全然違う。

大阪駅RICOH GR3, f4.0, 1/2sec, ISO100, 0EV
 大阪駅は何年か前に大改装されてすごい格好良くなった。古いホームと駅を残したまま上に新しい駅が作られたみたいな感じ。新しい駅からは全体の見通しが良くてとても格好イイと思う。

大阪駅の時計RICOH GR3, f4.5, 1/30sec, ISO1250, 0EV
 特にこのバカみたいに高いところにかけられた大きな屋根が好き。なんでこんなにデカくてなんでこんなに高いところにかけたのか? デカすぎるだろ。ここだけ切り取ると銀河鉄道の駅舎みたいでとても良い。

大阪駅RICOH GR3, f4.0, 1/5sec, ISO100, 0EV
 大阪駅界隈を歩いていて感じるのは観光客の多さ。通勤通学している地元大阪の人達よりも多いような気がしてくる。少なくとも東京より旅行者の割合は多いと思う。大阪は観光都市として成熟しているのだろうか。

大阪駅の高架下RICOH GR3, f5.6, 1/25sec, ISO3200, 0EV
 で、駅を出て地上に降りてくると、そこらには猥雑な古い街が広がっている。

大阪駅の高架下RICOH GR3, f4.0, 0.4sec, ISO400, 0EV
 こうした雨漏りがする古い土台の上に格好イイ大阪駅は聳えている。

 大阪にはもう数え切れないくらい来ているけど、ほとんど何も知らない。考えてみたらそもそも観光したことがとんどない。一度大阪を「仕事で仕方なく行く街」ではなく、観光地として見直してみたいと思う。

新幹線のホームRICOH GR3, f5.6, 1/20sec, ISO100, 0EV
 せっかく新幹線で2時間半、飛行機でも1時間で行けるのだから。

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