Z663の主な使用目的といえばやはり飛行機の撮影だろう。ということでどんな感じに撮れるのか試し撮りに行ってみた。
成田さくらの山
まずは成田さくらの山。桜が咲くと普通にお花見の人と桜と飛行機の取り合わせを狙う航空写真ファンで大混雑し大変なことになるのだが、この日はまだ開花しておらず普通の休日という感じだった。
桜は咲いていなかったけれどもスモモの花が咲いていた。そこにFLYING HONUの1号機 JA381Aがやってきた。どうやって撮るのが正解なのかよく分からず、いつもどおり前ボケをやってみた。飛行機認識AFは聞いているのだが、ときおり手前にひっぱららることがないとは言えない。無理は禁物だ。
さらに近寄ってきて機体が良い感じに画面いっぱいになる。左上の方に微妙に葉っぱが被っているのだが、周囲は桜並木の中なので空が抜けているエリアは結構狭く一瞬のことだ。当然ながらズームで画角を調整することができないので、撮影位置の見極めが重要だ。というか、いろいろ諦めてなるようになる、の精神も重要だ。
続いていつものフェンス脇にやってきた。そしてホノルルからの遅便が到着する。FLYING HONU3号機はこれで2回目の撮影となる。
画面下前に枝が被っているのだが、これはすべてソメイヨシノだ。花が咲いていたらなかなか良い感じの絵になったのではないかと思う。
目の前までやってきたFLYING HONU3号機を600mmでそのまま切り取る。中途半端にズームして引いたりできないので潔くならざるを得ない。
そして後ろ姿を見送って、タッチダウン直前の姿。またもやフレームいっぱいに機体の全景が入るようになる。超望遠単焦点を改めて使ってみると、距離変動の大きさを改めて感じる。
羽田ソラムナード
続いてまた別の日、今度は羽田ソラムナードへやってきた。そろそろ南風運用される日も増えてきたので、日没前のB滑走路を狙ってみよう。
400mmではかなり遠いと感じていた離陸の正面シーンもむしろ近く感じる。国際線のB787-9で離陸がゆっくりだからかもしれない。いずれにしろクロップと組み合わせれば羽田周辺ではこれで足りないと感じることはないだろう。
A滑走路に降りてきたJALのA350-1000 2号機。羽田ソラムナードから真横ショットを撮るにも十分な長さだと思う。空気が澄んでいたら背景の東京湾岸の風景と合わせてけっこうきれいな絵になりそうだ。
頭上を飛んで行く機体はあまりにも近すぎてどうにもならないが、旋回を始めた機体のバックショットはまたいろいろできそうだ。
この日は晴れていたものの花粉と黄砂がひどくて空気が淀んでいた。なので青空も全く色が出なかったのだが、夕方の光を浴びた上空はむしろ変わった雰囲気の微妙な色合いになっていた。
なお羽田ソラムナードはちょうど拡張されたところで、どうやら浮島側からも空港が見通せるようになったらしい。今までにないアングルでA滑走路への着陸や離陸機が撮れるらしいのでまた近々行ってみようと思う。