季節外れの積乱雲と東京スカイツリー

 今年の節分は124年ぶりに1日ずれて2月2日だったそうだ。人間が勝手に決めた1日24時間1年365日と、実際の地球の自転や公転周期との誤差を調整するための閏年的なものらしい。

 そんな2月2日、東京はお昼過ぎまで春の風が吹きつつも、夕方にはまた真冬の空気に入れ替わった。ちょうどその境目あたりにあったのだろうか? 真冬のこの時期にはとても珍しい大きな積乱雲が北の空から流れてきた。
 
NZ5_1109.jpgNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR(130mm), f8.0, 1/1000sec, ISO100, 0EV
 我が家がある東京江東区方面から見ると、ちょうど東京スカイツリーの背後に迫っていた。格好イイ!

 雲のモコモコ感を強調するためにモノクロ(ピクチャーコントロールをグラファイトに設定)にしてしまった。
 

NZ5_1117.jpgNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR(130mm), f8.0, 1/1000sec, ISO100, 0EV
 1枚目と同じカットをカラーで現像しなおすとこうなる。カラーでもやっぱり迫力ある。冬の低い太陽のおかげで夏にはない陰影が雲に出てるような気もする。

 実はこの雲に気付いたのは会社の同僚から教えてもらったからだ。この日は在宅勤務をしていたのだが、仕事用のPCに向かって(いつも通り)イライラしている最中に、TEMASのチャット通知がポ〜ン!という音とともにやってきた。

 それ自体はもちろん良くあることで、当然普通は仕事の話だったり、以前であればランチや飲みの誘いだったりする。が、今回のは「在宅ですか?」に続き「スカイツリーの向こうからすごい雲が迫ってきています!!!!」という写真付きのメッセージだった。知らせてくれた同僚はわりと近くに住んでいることをお互い知っていて、わざわざ教えてくれたのだ。

 そこでやりかけの仕事はすべて忘れ、勝手に休憩時間を設定し、カメラを手に外に飛びだして撮ったのがこの一連の写真だ。
 

K12S3146.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(95mm), f5.6, 1/1250sec, ISO100, 0EV
 ところで、タイトルには「積乱雲」と書いたが、実際は違うのかも知れない。雲の下では雨は降っていなさそうだ。いずれにしろ、この大きな雲は帯状にずっと東西に横たわり、目で見ていても分かるくらいの速度で北西から南東に動いている。
 

K12S3152.jpgPENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(95mm), f5.6, 1/1250sec, ISO100, 0EV
 以前から「この辺からスカイツリー撮ったら面白そうだな」と思っていた場所にやってきた。地域のそれほど大きくない生活道路が、ほぼ真っ直ぐスカイツリーの方に延びている。そして雑然とした電柱と電線、街灯や信号機などがむしろ良い味を出している。この一帯はこうした古い昔ながらの下町なのだ。
 

K12S3169.jpg K12S3168.jpg

PENTAX K-1 II SE, HD D FA*70-200mmF2.8 ED DC AW(160mm), f2.8, 1/2000sec, ISO100, -0.7EV
 とにかく東京スカイツリーは格好イイ。10年以上前、この雑然とした街並みにこんなシュッとした背の高い塔などなかった時代から、ニョキニョキと育っていくところを眺めては写真を撮っていたことを思い出す。
 

NZ5_1107.jpgNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR(160mm), f8.0, 1/1600sec, ISO100, -1.3EV
 東京タワーのほうが好きだという人は分かっていない。東京のシンボルにふさわしい一番格好イイ建築物は絶対に東京スカイツリーだ(異論は認める)。
 


 

2021-02-04|
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