ノイズキャンセリング付きのBluetoothイヤホン BackBeat GO 410を使ってみる

2019-10-01

 新しいiPhoneに合わせて新しいイヤホンを買った。

 最近仕事場がうるさくてイライラが収まらない。特別環境が悪いわけではないと思うのだが、他人のキーボード音、電話の話し声、何かを食べる音、紙を捌く音、ドアの開け閉め… などなど。自分の心の問題のような気もするが、とにかく「うるさ〜い!」と感じてしまう。

 なのでいつもイヤホンをして音楽をガンガンかけながら仕事をしている。誰かが話しかけてきても気付かないし、電話もよく取り損なうけど、今のところ怒られてはいない。

 そしてより静寂を求めてアクティブ・ノイズキャンセリング付きを試してみることにした。

BackBeat GO 410

 いろいろ探してみた結果、今回買ったのは PlantronicのBackBeat GO 410 だ。ちょっとしたネックバンドが付いているが、そんなに大きくないし柔らかい。きしめん状のケーブルにリモコンが付いている。全体で重量は35gだ。

 Bluetoothは最新の5.0に対応しているし、電池も大容量でノイズキャンセリングONで8時間、OFFで12時間持つとされている。実際のところ丸々1日(就業時間中)使い続けても電池は空にならないから、Bluetoothイヤホンとして考えても十分長持な方だと思う。
 

BackBeat GO 410 ドライバー部

 ドライバ部はこんな感じだ。赤い方が右で黒い方が左。10mmのダイナミックドライバを搭載しているが、アクティブ・ノイズキャンセリング付きとしてはあまり大きくないので、耳への負担も少ないし見た目も自然だ。

 音についてはまぁ普通だ。イヤーピース部の遮音性がイマイチなのがちょっと残念だが、それをカバーするためかわりとドスドスと元気の良い音が鳴るから、音質を求めるのではなく、周辺雑音を消すためのBGMとして音楽を流しておくにはちょうど良い感じだ。
 

BackBeat GO 410 イヤーピース

 イヤーピースは大中小の3つが付いているが、取り付け部は変な形をしているので、市販のものに交換することは難しい。本当はコンプライ派なのだが今回は諦めた。ドライバ部に開いてる穴は、ノイズキャンセリングのためのマイクが埋め込まれている部分だと思われる。

 さて肝心のアクティブ・ノイズキャンセリングの性能については「イマイチ」と言うのが正直な感想だ。これもイヤーピースの遮音性の問題が大きいと思う。でもONしたときにツンと耳の奥に来るあの感じは確実にある。でも飛行機や電車の騒音を消すほどの効果はないだろう。

 オフィスの音は人の声が中心だからそもそもキャンセルされない。その他のノイズが消える分、消えなかった雑音(=人の声)が却って浮き立ってきて余計気になるような気もする。だからノイズキャンセリングの導入にに関してはそもそも間違っていたのかな?と思っている。
 

BackBeat GO 410 リモコン部 BackBeat GO 410 USB端子

 さて、リモコンは普通の3ボタンだが ちょっとクリック感に乏しく慣れが必要だ。ネックバンド部の膨らみに充電ポートあって、コネクタは普通のmicroUSBになっている。特に問題は無いが、最近USB-Cが増えてきているのでApple派としてはちょっと面倒くさい。
 

BackBeat GO 410

 ちなみにドライバ部は磁石が付いていて、こうして左右をくっつけておくことが出来る。しかもこの状態にすると自動的に再生が停止し、Bluetoothも切れてスリープ状態に入る。逆にこの状態から左右を分離して耳に入れると自動的にレジュームし再接続され、再生ボタンを押せばすぐに再開できるあたりは素晴らしい。

 ということで、使い勝手はとてもよく考えられている。Bluetoothの接続も安定しているし、その点はとても良い。
 

PLT BackBeat アプリ PLT BackBeatアプリ ノイズキャンセリング設定 PLT BackBeat アプリ 設定画面

 スマホ用に PLT BackBeat というアプリが用意されている。言語とかノイズキャンセリングのON/OFFなど細かい設定はこのアプリから変更できるし、イヤホン自体のファームウェア更新などもこのアプリを通してできる。

 ということで、全体的には長時間付けっぱなしでも疲れないし、アクティブノイズキャンセリングは期待したほどではなかったが、とりあえずは満足している。なんとかこれで一日心穏やかに過ごせるようになりたい。
 


 

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