はじめての双眼鏡 PENTAX AD 8×25 WRを買ってみた

2022-01-23

 双眼鏡を買った。前々からひとつくらい持ってた方が良いかな?と思いつつ、何となく先延ばしにしていたのだが、野鳥探しをするようになってやはり双眼鏡は必須だと実感するようになった。

 それ以外にも飛行機を撮りに行ったりするときもあると便利だし、月や星も見てみたい。旅に出たときもあると楽しめる場合があるだろう。今後そういうチャンスがあるかどうか分からないがF1観戦も双眼鏡があったらどれだけ楽しめただろうかと、今にして思う。

 いずれにしろ1本(1台?)持っておけば、思いもかけない使い道もまた見つかるかも知れない。

機種選定

 大昔、天体観測用の双眼鏡を真剣に探したことがあって、そのころ双眼鏡のスペックや選定基準についていろいろ覚えたのだけど、すっかり忘れてしまった。とりあえず今回は性能ではなく小型軽量であることを優先することにする。倍率は8倍くらい。明るさは気になるが携帯性を考えると口径30以下のダハプリズムタイプとなるだろう。

 そして当然ながらブランドはPENTAX一択とする(当然だよね?)。また、できれば1月末まで有効な株主優待カタログに載ってる製品が望ましい(非常に安くなるため)。

 まず安くて小さいことを優先するならUP 8×21あたりだろうか。とりあえずの入門用としてお勧めされていることが多い。少し暗くてそれほど寄れないのが気になるくらいで、アイポイントとかソツがない。

 そして当初第一候補にしていたのがVD 4×20 WPだ。通称パピコと呼ばれており、単眼鏡にもなるし16倍の望遠鏡にもなる優れものだ。近距離にも強い。そして何しろ格好イイ。ただし双眼鏡としては4倍と倍率が低くなる。

 そしてAD 8×25 WPなる製品を見つけた。これと言ってすごい特徴はないのだがバランスが良い。折り畳んで小さくなるし、アイポイントも長く眼鏡をかけたままでもいけそうだ。防水仕様なのも良い。お値段もけっこう安いではないか。

 ということで、タイトルにあるようにAD 8×25 WPを買ってみることにした。ちなみに株主優待だと通常価格より35%ほど安くなりつつ500ポイントがつく。逆に持っているポイントを株主優待販売で使うことも出来たので、現金持ち出しは7,000円以下で買うことができた。

PENTAX AD 8×25 WP

 さっそく届いたブツを見ていこう。

PENTAX AD 8x25 WPの箱

 届いた箱は思っていたよりもずっと小さかった。そしてちゃんと閉まっていない感じなのは、説明書などの紙類が少し嵩張っているからだ。リコーイメージングの公式オンラインストアで買うと、律儀に保証書にハンコが押されるので、そのために一度開封したら上手く収まらなくなったのだろう。

 別に文句を言ってるわけではない。全然問題ない。
 

PENTAX AD 8x25 WP 本体とケースとストラップ

 説明書類を除くと内容物はこんな感じだ。本体とキャリングケース、それにストラップが同梱されている。ストラップは迷うところだがまずはこのまま使わずに箱に戻しておいた。後日やっぱり使うことにするかも知れない。
 

PENTAX AD 8x25 WP本体

 ということで、本体を使用状態にするとこんな感じだ。左右ともにヒンジになっていて折りたたみ機構がそのまま目の間隔調整機能を兼ねている。

 本体は(誤用されている方の)カーキ色というか、オリーブグリーンと言うべきか。ゴム感のある少し弾力のある素材だ。
 

PENTAX AD 8x25 WP操作部

 接眼部は回転させることでアイポイントを調整することができる。眼鏡したままで覗く場合はそのままで、裸眼のときは目当てを延ばして使うものらしい。

 ピント調節は中央のダイヤルで、左右の視度差調整は右側の接眼部で行う。この辺りはごく一般的な操作系だ。
 

PENTAX AD 8x25 WP接眼部

 なおアイポイントは21mmと双眼鏡にしてはかなり長い。少し心配していたが確かに眼鏡したままでちゃんと視野を見渡すことができる。

 ただし双眼鏡はスクリーンなどに投影された実像を見ているわけではないので、近眼や老眼でも眼鏡なしで覗いてもピントを合わせることでクリアな映像を見ることができる。ただ、双眼鏡を使うたびに眼鏡を外すのは煩わしいし事故の元だから、できれば眼鏡のまま覗きたい。

 なので双眼鏡でもアイポイントの長さはわりと気にすべきスペックではないかと思う。
 

PENTAX AD 8x25 WPとGR3のサイズ比較

 さて、箱が思ったより小さかったと書いたが、それは本体がそれなりに小さいからだ。折り畳んだ状態だとこんな感じになる。厚さと重さはさておきだいたいRICOH GR3と似たようなサイズ感になる。これはとても良い。持ち出すのを躊躇うような大きさではない。
 

PENTAX AD 8x25 WP接眼部キャップ

 なおレンズキャップは接眼レンズ側にしか付いていない。対物側はケースで保護するという考え方のようだ。接眼部のカバーもごく普通の被せ式プラスチックキャップで、けっこうしっかりとしたテンションがある。

 無くしにくいのは良いのだが「あそこに何かいる!なんだなんだ?」というときにちょっとイラッとくる感じはある。なので自己責任でキャップなし運用するかもしれない。
 

野鳥観察&撮影機材

 ということで、野鳥観察&撮影セットはこんな感じだろうか? レンズはDA55-300mmPLMになることの方が多いかも知れない。そうすれば小さなスリングバッグに全て収まるし。気楽に野鳥探しの散歩が捗るだろう。

 さて、すでに何回か外に持ち出してみた。そして鳥の声のする方に向けてみては「なんだ、やっぱりヒヨドリか……」というのを繰り返して楽しんでいる。
 

2022-01-23|タグ: , , ,
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