河津桜の開花も遅れているけれどそれでも春はやってくる

2022-03-04

 亀戸天神の梅の様子を見に行った翌日、今度は大横川と木場公園に行ってみた。例年2月末ともなると河津桜が満開で、メジロなどがはしゃぎ回っているはずなのだが……やはり梅同様に開花はかなり遅れているようだ。

 なおこのエントリーに貼った写真は2月27日撮影なので、1週間経過したこの週末あたりはだいぶ状況は進んでいるものと思う。

大横川の河津桜と青空Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(71mm), f8.0, 1/800sec, ISO100
大横川の河津桜Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(71mm), f8.0, 1/800sec, ISO100
 まずは木場公園のすぐ横を流れる大横川沿いの河津桜並木。これらの写真では十分に咲いているように見えるかも知れないが、まだ全体というか引きで撮ろうと思えるほどには全然咲いていない。過去にこんなに遅かった年があっただろうか?
 

大横川の河津桜Nikon Z 5, NIKKOR Z 40mmF2, f5.6, 1/5sec, ISO100
 ところで40mmってこんなにボケるんだっけ? と思った1枚。RAW現像しているので画像処理のせいではないはずなのだが、なんだかiPhoneっぽいな、と思ってしまった(必ずしも悪い意味ではない)。

 いずれにしてもミラーレスでもピント合わせには気を使う。花びらではなく手前側の雄しべに合わせようとするとちょっとコツが要りそうだ(↑このカットは失敗している)。

 というか、そもそももうちょっと絞るべきなのだろう。まだこのレンズに慣れていないのでその辺の感覚が分かっていない。むしろ楽しい。
 

大横川の河津桜とヒヨドリNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(160mm), f6.3, 1/1000sec, ISO500
 メジロやシジュウカラあたりが現れるのを期待していたのだが、ヒヨドリしかいなかった。さっそく花を食い荒らしているのかと思ったが、せっせと蜂を捕まえては食べていた。そんな捕食能力があったなんて!

 先日のニコンのCP+オンラインステージでも話題に上がっていたが、こう見えてもヒヨドリは日本にしか棲息しない希少種だというから、もう少し優しい目で見て、撮ってあげたい。
 

大横川の河津桜と街角Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(100mm), f6.3, 1/320sec, ISO500
 川沿いの河津桜並木といっても、都内の住宅地にある小さな川ですぐ横は道路でごちゃごちゃした街並みに囲まれている。それもまた良い。
 

木場公園の白梅Nikon Z 5, NIKKOR Z 40mmF2, f2.0, 1/6400sec, ISO100
 河津桜はまた後日開花状況をチェックしに行くとして、早々に木場公園へと移動した。

 木場公園内にある梅は一番咲いてる木でもこんな感じで、やはりまだまだだ。早いものは1ヶ月くらい前から咲いてはいたと思うのだが、その後の開花のペースは非常に遅い。長い期間楽しめるのはそれはそれで良いことではある。
 

木場公園のミモザと橋Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(135mm), f6.3, 1/640sec, ISO100
 冬から春の訪れを告げる花といえば梅や桜だけではなくミモザもそうだ。これまではまったく気がついていなかったのだが、木場公園内にも1本だけミモザの木があった。わかりにくいところにあるわりに人が多くて実は有名なのだろう。Googleマップにはピンも立っている。


 3月上旬が見頃だということだが、こちらはほぼ予定通りに咲いてるという感じなのだろうか? もう十分に全体が黄色くなっているが、最盛期はもっと真っ黄色になるらしい。今週末もできれば見に行きたい。
 

ウクライナカラーNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(42mm), f8.0, 1/200sec, ISO100
 ファインダーを覗きながら「これはウクライナ国旗🇺🇦だな」と思った一枚。ウクライナ国旗の黄色の部分は小麦畑を表しているそうだが。
 

ツグミNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(135mm), f6.3, 1/640sec, ISO100
 木場公園にももちろん野鳥は沢山いる。地面を這うように歩いていたのでおなじみのムクドリか?と思ったのだが、身体の色が全然違う。どうやらツグミのようだ。冬鳥とのことなのでそのうち北へと帰って行くのだろう。今シーズン中に会えて良かった。
 

角乗りプールの鴨たちNikon Z 5, NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR(135mm), f6.3, 1/640sec, ISO100
 そして角乗りプールにはいつも通り鴨たち(ヒドリガモとオナガガモ、ときどき鳩)が休んでいた。この子達も冬鳥らしいのでそのうちいなくなるのだろう。夏の間はこのプールはカルガモやウミネコたちの天下となる。
 


 さて、今回は久々にNikon Z 5を持ち出してみた。新しくZ24-120mmが出て、しかもSラインで超高性能なのに小さくて軽くて寄れてそんなに高くない。24-200mmの立場はかなり危うくなっているが、やはり200mmまでの便利ズームの良さがあると思う。

 本当は気軽にZ40mmをメインにして、24-200mmはバックアップのつもりだったのだが、結局24-200mmのほうがたくさんシャッターを切ってしまった。便利なものは仕方がない。でも40mmは激安レンズなのに本当に面白いし良く写る。そしてZ 5との組み合わせは最高だ。

 なおZ40mmはいまだに品薄で手に入らないようだ。↑一応Amazonのリンクを張ったがプレミアが付いてしまってる。本当に欲しい人は別を探すか、大人しく注文を入れてじっと待った方が良いと思う。
 

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