2年ぶりに作った新眼鏡は初めての調光レンズにしてみた

2024-08-31

 眼鏡を新しく作った。約2年前に作った眼鏡は今でも問題なく使用しているのだが、最近は外に出ると眩しさを感じることがある一方で、薄暗いところでよく見えないという自覚症状が気になり始めた。

 そうなると年齢的にも白内障などの目の病気が疑われるので、まずは眼科でいろいろと検査をしてもらったのだが、結局のところ特に目に問題はない(年齢なりの状態)ということだった。そのうえで眩しさを感じるなら、外出時用にサングラスか調光レンズの眼鏡を作った方が良いのでは?というアドバイスを受けたので、それに素直に従うことにした。

 サングラスは運転用となどで以前よく使っていたのだが、老眼が進みコンタクトレンズを諦めたときに一緒に使わなくなってしまった。なので今一度運転用をメインに度入りのサングラスを作るのも良いのだが…… 今回は運転はさておくこととして、もっと日常生活で使えるようにと考えて調光レンスの眼鏡を作ってみることにした。

999.9 NPM-205 ケース入り

 メガネは今回もまたフォーナインズで作った。もう20年くらいずっと使っているので今さら変えられない。一度有名どころのもっと安いメガネ屋さんを試してみたのだがダメだったので、もう眼鏡はフォーナインズと決めている。

 自分の好みに加えて最近の流行とか、レンズとの相性とか色々考えて、最終的にフレームはNPM-205のクリスタルスモークで、レンズはニコン製の調光レンズで色はサファイアブルーにした。

 もちろん老眼対応の中近両用累進焦点レンズで、度は前回作った眼鏡と同じ。しかし前の眼鏡は主に室内とデスクワーク用で手前側重視にしたのに対し、今回の新しい眼鏡は外歩き用ということで、バランスを遠方寄りにしてある。
 

999.9 NPM-205

 仕上がりはこんな感じ。今までどちらかと言うと横長のウェリントン系ばかりだったが、これは丸めのボストン系の形状で、正確には上部をフラットにしてあるのでクラウンパントと呼ぶらしい。もちろんすべてお店の人の受け売りだ。なんかこういう用語を一般人がさらりと使いこなすと通っぽくて鼻につくかもしれないからここだけにしておく。
 

999.9 NPM-205 パッドの亀マーク

 鼻にあたるパッドの部分は亀甲マークが付いている。2年前に作ったフレームはここがシリコン素材で形状も特殊なタイプだったのでこのマークはなかったのでちょっとうれしい。
 

999.9 NPM-205 ヒンジからテンプル

 999.9のアイデンティティとなっている逆R型のテンプル付け根部分。見ての通りレンズフレーム本体はプラスチックだが、テンプルはチタンというハイブリッド型だ。10年くらい前に似たようなやつを使っていた記憶がある。やや大人っぽい感じだ(by 50代男性)。
 

調光が効いて暗くなった状態

 ベース色は透明で夜間や室内などでは普通の透明な眼鏡となるが、紫外線が当たって調光が働くとこんな感じになる。

 ちなみに色はグレー、ブラウン、バープル、グリーンなどが選べた。カラーバランスがニュートラルで見た目にも落ち着きがあって無難なのはグレーだし、グリーンも珍しくてとても良いのだが、フレームの色合いとの相性とか個人的な好みでブルーにした。
 

調光が効いて暗くなった状態(ピント無限遠)

 ん?こっちの方が分かりやすいだろうか? ともかく、かけてると色の変化は意外に気にならないというか、変化していることに気がつかない。が、確実に暗くなっている。

 ちなみにこれは一般的な紫外線に反応するタイプの調光レンズに当てはまることなのだが、最大濃度は温度が低いほど濃くなるので、実は一番眩しい夏には薄く、冬には濃くなる。ただし夏は色の変化速度はそこそこ速いが、冬は遅くなる。したがって真冬は実は使いにくいらしい。それはまぁ冬になって体験してみるしかない。
 

999.9 NPM-205 +調光レンズ

 今の季節は室内に入るとわりとすぐに透明に戻る。日光に晒してから急いで写真を撮ってみたが、これでもかなり薄くなっている。なお上と下で濃度に差があるように見えるのは写真のせいというか、なにかが偏光しているのあもしれない。肉眼ではレンズの濃度は常に均一だ。

 あとオープンカーでない限り運転用のサングラスとしては使えない。ほとんどの車は屋根があるし、車用のガラスは紫外線カットされているため反応しないのだ。我が308SWはグラスルーフなので、全開にしているとわずかに色が付く。UVカットガラスといえども100%遮断ではないので、面積が広いとそれなりに紫外線は侵入しているらしい。そりゃそうか。

 あと、もしかしたらカメラの液晶とかEVFの見え方に影響があるかもしれない。というか、色の付いた眼鏡をかけて写真を撮るな、という話なのでこれはあまり気にしていない。
 

調光レンズメガネをかけたおじさん

 あとは周囲から見てどうなのか? という点については誰も気にしていないだろうから良いとしよう。自分としてはちょっと感じ悪いくらいでわりと気に入っている。
 

 


 半分余談だが新眼鏡とほぼ同時に↑このレンズクリーニングペーパーを買ってみた。1シートの大きさが15cmx13cmととても大きいところが良い。やや拭き跡が残るが許容範囲だろう。気になるなら乾いたレンズクロスでサッと仕上げれば良い。


 曇り止め効果がある↑こちらのタイプもあるらしい。冬場などはこちらの方が良いかもしれない。次に試してみようと思う。
 

2024-08-31|タグ: ,
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です