ただの写真日記だ。初詣にわざわざ出かけるという習慣を失ってだいぶ経つが、今年はちょうど寝正月の運動不足解消目的で散歩に出かけたついでに、地元の氏神様にお参りしてみることにした。もちろんカメラを携えて街角スナップを撮りながら。
今冬の東京はずっと良い天気が続いている。久々にどか雪でも降ればいいのに、と思っているがその気配は一向にない。むしろ街角にはじわりと春の訪れを感じたりもする。もう少し冬のままでいてくれ!と願いつつも、やはり心のどこかで梅や菜の花や桜を楽しみにしていたりもする。
門前仲町までやってきた。やはり初詣と言えばここだろう。屋台が出てお祭りのようだ。
本殿に近づくにしたがって人が増えてくる。最後は整列して整然とお参りをする。だが、昔と比べたら人出は1/5以下ではないかと思えるほど空いていると感じる。でもお参りするにはこのくらいでちょうど良い。また来年も初詣に来ようと思う。
お参りを済ませておみくじを引いた。第十五番大吉! 実のところ神社のおみくじで大吉を引いたのは人生初ではないかと思う。じっくりと内容を読んでおいた。とにかく辛抱して頑張れば報われるというので、信じることにしよう。
八幡様の裏手にはいろいろな神様の末社がある。その前に鎮座する狛犬は特にフォトジェニックで良い感じだ。無造作に置いてあるがそれなりに古いものだ。いつも写真を撮ってしまうのだが、冬は特に差し込む光の感じが良い。
八幡様の西隣にあるお不動さんにも行こうかと思ったのだが、そっちの方がさらに混んでいそうだったのでやめた。年末にテレビで取り上げられていたせいかもしれない。
初詣を終えて八幡様の裏側に出る。この辺りはいわゆる清澄白河と呼ばれている地域の南端にあたり、珈琲店がたくさんある。地元過ぎてあまりカフェめぐりみたいなことをしたことがなく、コーヒー店も超有名どころのブルーボトルやオールプレスくらいしか入ったことないのだが、こういう渋いお店にも入ってみたい。
歩き回った末にいつもの木場公園にやってきた。草も木も枯れて見通しが良いし寒い時期はあまり人も多くない。ドッグランはいつも賑やかだけど。
大きな木の陰が地面にできていたがなんかこれ見たことあるな…… と思ってとりあえず撮ってみたのだが、これはTimberlandのマークではないか!
梅園に行ってみたがさすがにまだ咲いていなかった。が、良く見るとつぼみは膨らんできている木がある。1月も末になると気の早いやつは咲き始めるのだろう。ってことは、そろそろ亀戸にも様子を見に行ってみよう。
一方でこの時期は蝋梅が咲いていて、あたりに独特の甘い香りを漂わせている。蝋梅は時間がたつと見た目がかなり傷んでくるので、写真に撮るなら咲きかけに限る、と思う。
サザンカもこの時期の代表的な花だ。色も濃いし見た目も重々しくてなぜか日陰に咲いているイメージがあるのだが、実際はそんなことはない。日を浴びて眩しい景色の中にも咲いてる。
なおこのフレアは後処理で入れたものではなく、最初からこんな感じに写っていた。ZマウントのSラインらしからぬという気もするが、必ずしもネガティブな印象ではない。というかとても良い感じだ。MCレンズで画角内に太陽を入れるなんて想定してないだろう。
道端にススキなのかオギなのか分からないこんな風景を見つけた。秋を越して真冬もこの姿でいるのはもしかしたらどちらでもないまた別の植物なのかもしれない。逆光で輝く感じが良い。ハイコントラストなモノクロととても良く合うと思ったので、Zfでカチッとスイッチを切り替えてモノクロ専用モードにして撮った。
Zfにもだんだん慣れてきた。後付けグリップも良い感じだ。小さなレンズ専用カメラという印象は変わらないが、ZMC105mmは軽量なので組み合わせた使用感はとても良い感じだ。なるほどなるほど……
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