先日「GR SNAP WEEKEND」というオンラインイベントが開催された。土日の二日間にわたり生配信が行われるという力の入れようで、なんなら先月のCP+2021よりも気合いが入っていた(クオリティが高かった)のではないか?と思えるくらいだった。
過去にもGR関連のイベントは時々行われていたのだが、今回は特に「GRシリーズ発売25周年記念」という節目の年であって、それがテーマになっていたようだ。
なるほど、そういうことなのか。ならばもっと大々的に新製品を発売するとか記念モデルを出すとかすれば良いのに… という素人考えは置いておいて、とりあえずは外出が減ったことに連動して、最近は特に稼働率が下がってしまっているGR3を久しぶりに使ってみることにした。
以下全てモノクロだ。普段はどんなカメラでもRAW現像するのだが、今回はハイコントラストのモノクロモードにあらかじめ設定し、JPEGで撮ってみた。何でもないものでもLV画面に写るバキバキの白黒映像は、なんだかそれ(=いかにもGRで撮った)っぽい写真になる気がする。
RICOH GR3, f2.8, 1/30sec, ISO1000, -0.7EV
CP+のトーマス・ハラさんのセミナー動画に感化されてビニール傘の雨粒越しに撮ってみる。絞り開けすぎて背景がなんだか分からないけど、まぁいいか。個人的にはGRっぽくて満足だ。
RICOH GR3, f2.8, 1/30sec, ISO100, -0.7EV
はい。写真撮りながら待ちます。車は全然やってこなかったけど。
RICOH GR3, f2.8, 1/30sec, ISO100, -0.7EV
RICOH GR3, f2.8, 1/30sec, ISO1600, -0.7EV
ということで、雨上がりの深夜、濡れたアスファルトは適当に撮るだけでも良い感じになる。
GR3とはいえ、夜の住宅街で写真撮っていると不審者として通報される可能性があるので、撮るのもさりげなく、深追いせずに適度に切り上げてさっさと帰ってきた。
RICOH GR3, f2.8, 1/30sec, ISO320, 0EV
通勤しないから公共交通機関も滅多に乗らなくなった。久々の電車はなんかちょっと嬉しい。駅の忙しない雑踏にまごまごしてしまう。
RICOH GR3, f4.5, 1/5sec, ISO1600, 0EV
休日のそんなに遅い時間ではないが車内はガラガラだった。飲食店の時短は夜の人出抑制に効いてるのだろう。意外にみんな不要不急の外出を控えているのか。そんな中、電車に乗って出かけたりしてスミマセン。
RICOH GR3, f2.8, 1/30sec, ISO1600, 0EV
RICOH GR3, f5.6, 1/10sec, ISO3200, 0EV
バスにも久々に乗った。こっちはそこそこ乗客がいた。まぁ、カメラ取り出していじってるフリしてノーファインダーでシャッター切れる程度ではあるが。スマホと違って音がしないから楽勝だ。ブレブレだったけど。
RICOH GR3, f4.0, 1/640sec, ISO100, 0EV
RICOH GR3, f2.8, 1/250sec, ISO100, -0.7EV
昼間の散歩にも持ち出してみる。冬の淡い日差しには、ハイコントラストな白黒モードはぴったりだ。
RICOH GR3, f5.0, 1/30sec, ISO400, 0EV
JR小岩駅の栃錦像。いつもは待ち合わせの人達に囲まれているのだが、こんなに寂しい姿は珍しい。やはり飲み会が減ってるせいだろうか。
さて、トップの写真にもあるように、実はGRシリーズの初号機であるGR1を持っている。電池がないので今は動かせていないが、液晶表示が死にかかってたくらい多分まだ動くはずだ。
ということは、PENTAXとの付き合いはここ12年くらいのことだが、リコーとの付き合いはもっと長くてもう25年近いのだ。
GR1もたまに思い出して使ってみようと思うのだが、フィルムを買う段になるとその値段に怯んでいまい、結局放置したままとなっている。とりあえず電池くらい買ってみるか…。