神戸市立王子動物公園でジャイアントパンダのタンタンに会ってきた

2021-12-03

 先日の神戸の旅は焼肉を食べることが目的で、昼間は観光の予定をほとんど入れていなかった。しかしちょっと思い立って神戸市立王子動物園に出かけてきた。

 動物園は東京にもいくつかあるけれど、わざわざ王子動物園に行きたいと思ったのはジャイアントパンダのタンタンに会いたいと思ったから。

 いやいや、パンダなら上野にも(和歌山にも)いるじゃないかというのもその通りなのだが、それはそれとしていずれ訪れるとして、まずは神戸のタンタンだ。

 というのは、夏ごろにNHKで↑このドキュメンタリーを見たから。生まれたてのかわいい赤ちゃんパンダとはまた違う意味で早く会っておかなくてはと思ったのだ。それに、今のところ延期されているものの中国への返還が決まっている。
 

ジャイアントパンダ タンタン

 前置き長くなったが、無事にタンタンに会うことができた。なお、突然現地で思い付いたかのように書いたが、週末は時間指定で事前にWEBで申し込んでおく必要があるわけで、実は事前に周到に準備をしておいたのだ。

パンダ舎に飾られたタンタンの絵PENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(55mm), f5.6, 1/80sec, ISO400
 パンダ舎では写真撮影は制限されないがフラッシュ厳禁はもちろんのこと、AF補助光もOFFにするように事前に注意された。確かにあんなもの照射されたら堪らないだろう。

 なお、今回はK-1 Mark IIにDA55-300mmPLMを取り付け、敢えてクロップせずに撮影し、あとで必要に応じてトリミングしている。なので、周辺減光がきつく見えるかも知れないが、レンズのせい(だけどレンズが悪いわけ)ではない。
 

寝転ぶタンタンPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(108mm), f5.6, 1/40sec, ISO3200
 いた!

 タンタンに負担かけないためと、新型コロナ対策で、一度にパンダ舎に入れるのは15人程度に区切られていたので、短い時間だったがゆったりと見て、撮ることができた。
 

タンタンの顔アップPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(210mm), f5.6, 1/50sec, ISO3200
 タンタンは室内の木の台の上にゴロンと転がっていた。ただし眠ってるわけではなさそうで文字通りゴロゴロしていた。おばあちゃんとはいえ毛並みはふさふさでつやつやだった。そして望遠レンズをつけたカメラを通して目があった(なんだペンタックスかい?という目で)と思う。

ゴロゴロするタンタンPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(98mm), f5.6, 1/40sec, ISO3200
 それほど明るくない室内である上にガラス越しなのだが、写真的にはこれで十分満足だ。

 なお自分がタンタンに会った翌日の11月22日からタンタンの健康管理のために公開中止になってしまった。特に具合が悪いわけではないようだが、12月3日現在も観覧中止は続いており、当面の間このままとされている。ギリギリ間に合って良かった。とにかくゆっくりして元気になってほしい。
 

その他に見てきた動物たち

 「その他」と書くのも失礼極まりない話だが、本当にタンタン目当てだったので許して欲しい。せっかく動物園に来たのでもちろん他の動物たちも一通り見て回った。あまり写真は撮らなかったのだがうまく撮れたやつを何枚か追加しておく。

レッサーパンダ ジャズPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(120mm), f5.6, 1/160sec, ISO800レッサーパンダ ジャズPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(88mm), f5.6, 1/100sec, ISO400
 これまた大人気のレッサーパンダ。オスで名前をジャズという。かわいい。動き回っていて思ってたより撮るのはずっと難しかった。
 

機に挟まって眠るコアラPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(190mm), f5.6, 1/160sec, ISO3200
 コアラも大人気だが木の上で眠ったままだった。薄暗いけどおかげで写真に撮るのは簡単だ。
 

アジアゾウの足と鼻PENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(260mm), f5.6, 1/250sec, ISO1600
 アジアゾウは2頭いたが外に出ているのは雄のほうだけだった。ゾウさんはあまりにも大きすぎるせいかパーツを撮りたくなる。それにしても逞しそうで格好イイ。
 

アムールヒョウPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(135mm), f5.6, 1/160sec, ISO3200
 ネコ科の動物が集められたコーナーにいたアムールヒョウ。超格好イイ。この写真ではキリッとスフィンクスのポーズを取っているが、一周して戻ってきたときには手足をブラブラさせてだらけきっていた。
 

シロフクロウPENTAX K-1 II SE, HD DA55-300mmF4.5-6.3 ED PLM WR RE(108mm), f5.6, 1/125sec, ISO1600
 シロフクロウ。ゴールドの目がキラッと輝いていてカメラを向けずにはいられなかった。

 古き良き雰囲気に溢れている動物園だ。冒頭に書いた通り動物園はあちこちにあるし、東京ではパンダも見られるのだが、多分そういう問題ではない。わざわざ観光で行くのも良いからこその良さが感じられると思う。
 

atoa

 さらにもう一つ、最近神戸にできたばかりの水族館も見てきた。都市型水族館とか劇場型アクアリウムとかいうらしく、今風の展示がされている。

球体の水槽PENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f4.0, 1/40sec, ISO1600
金魚コーナーPENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f4.0, 1/25sec, ISO3200
 こういう感じでとても小洒落ている。プロジェクションマッピングとか使いまくりでとても演出が派手だ。明らかに映えスポットを意識していると思われるが、実際に映えるように写真を撮るのは大変難しい。

 そして事前にテレビや写真でどんな雰囲気なのか概要は知っていたとしても実際に現場を見ると「ほー!」っと感心してしまう。
 

ミノカサゴPENTAX K-1 II SE, HD DFA21mmF2.4ED Limited DC WR, f4.0, 1/40sec, ISO3200
 演出に力を入れすぎていて、肝心の生き物(特に金魚とか鯉)の扱いについて批判があることは承知した上で見てきた。

 確かにそう感じるところもあったのだが(特にゴマフアザラシの水槽の小ささは…)、一方で他の水族館ではあまりちゃんと見たことないような地味だったり小さな生き物が、ちゃんと分かりやすく見やすく、見栄え良く展示されていたりして、思ったよりちゃんとした「水族館」だと感じた。
 

 今のところ交通の便はあまり良いとは言えない。海沿いの微妙なところにあって周辺もろとも開発過程にあるようだ。夕方や夜などはメリケンパーク方面の夜景が美しいのではないかと思う。
 

関連記事