PENTAXオリジナルホットシューカバー全6色揃う

 11月末に開催されたPENTAXちゃんねるLiveの参加(視聴)記念品として、オリジナルホットシューカバー「A(青)」と「X(紫)」が配布された。

6色のPENTAXオリジナルホットシューカバー

 元はといえば2019年春に東京および大阪で開催されたファン感謝デーの記念品として「P(赤)」のホットシューカバーが配布されたのが始まりで、その時点でその後毎年の感謝デーイベントごとに1文字/1色ずつ順次配布し、計6年かけて全6色の「PENTAX」ホットシューカバーが揃うという企画が発表されていた。

 しかし翌2020年からはコロナ禍の影響でリアルイベントは行なえなくなり、紆余曲折を経た結果オンラインイベントを視聴した上でアンケートに答えると郵便で送付されてくるという形になった。時期の前後はあったものの、2022年までに順調に「E(橙)」と「N(黄)」と「T(緑)」が配布されてきた。

 そして今年2023年は「A(青)」が、来年には最後となる「X(紫)」が配布されるはずだったのだが、なぜか今年のイベントで「A(青)」とともに「X(紫)」も2個まとめて配布されるという謎の対応が取られた結果、1年繰り上げられて2023年ですべて揃うこととなった。

 今年2個同時に配られた理由について、界隈で色々と噂や解釈が飛び交っていたが、個人的には「ローンの繰り上げ返済」みたいなことではないかと受け取っている。PENTAXとしては、このような手法によるマーケティングというかユーザーコミュニケーションを来年以降はやらない(or できない)と決断し、過去に約束してしまったこのホットシューカバー配布という「負債」をここで清算してしまいたかったのだろう、と。

 そのように方針を変えた背景が前向きなものなのか?後ろ向きなものなのか?によって意味は大きく変わるのだが、どちらかと言うと後者なのではないかと勝手に思っている。もちろん本当のところは知るよしもないわけで、これは個人の感想に過ぎない。
 

PENTAX KFに青いAホットシューカバー

 それはともかく「A(青)」ホットシューカバーを手に入れたら、KFにつけてみなくてはと思っていたのでやってみた。かわいい。

 昨年衝動買いしたものの、特に使い道はなく死蔵しているのが勿体ない感じのKFだが、久々に電源入れて触ってみるとなんだか手触りがとても良い。K-1/K-1 MarK IIのようにしっかりしすぎていないところが特に良い。が、特にこれで写真を撮ってみようという気は今のところ起きないのが問題なのだが。
 

 その他、K-1 Mark IIをはじめPENTAXのカメラとレンズについても動態保存状態で防湿庫に大切にしまってある。手放して資金化することを考えないわけではないが、今のところ過去に積み上げてきたこれらの機材に対する思い出と愛着のほうが勝っており、そうはしない予定だ。KF同様に死蔵しておくのは勿体ないことなのだけれど仕方がない。
 

 Kシリーズの思い出とともに6色のPENTAXホットシューカバーもコレクションとして保存しておこうと思う。そのうちZシリーズの無味乾燥な万能さに飽きた頃、やっぱり一眼レフは良いよねぇ〜などと言い出して、K-1 Mark IIやKFを触りたくなることもあるだろう。その時に、このカラフルでチープなホットシューカバー達は「PENTAXにはこういう遊び心があったよね」と思い出すきっかけになるのではないかと思う。
 

過去のホットシューカバー入手時のエントリー

 


 

2023-12-17|タグ: , ,
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