2024年の振り返り : 今年の良かったこと3選

2024-12-31

 いろいろあった2024年もなんとか大晦日を迎えた。ここで毎年恒例の一年の振り返りをしておこうと思う。……しかも超ダイジェスト版ということで、今年の記事を振り返ってみて特に「良かったこと」を3つだけ選んでおきたい。

NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S を買った

 4月に超望遠レンズ NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S を買った。カメラ関係の買い物の中では昨年のZ8本体と並んで、出費額の面で過去一と言っても良いくらいの大物だった。

 残念ながらあまり活用しているとは言いがたい。野鳥も飛行機もあまり撮りに行ってないからなのだが、なぜか満足感は高い。このレンズはいずれ手にする運命だったのだと思っている。

カワセミ水浴びからリターン

 お試しで近所のカワセミポイントに行ってみたら、たまたま条件が良かったのだろうと思うが、今まで撮ったことのないダイブシーンが撮れてしまった。素晴らしい。かなり勘違いを承知で言うと「機材の能力さえあれば簡単に撮れるんだ!」という感想を持っている。
 

クレーンと飛行機の夕暮れ

 建設中のビルとクレーンと羽田へアプローチする飛行機の夕景シルエット。SNSに上げた写真の中では一番たくさん「いいね」が付いたカットでもある。これは太陽や強い光源が画面に入ってないので大丈夫だが、やはりPFフレアはそれなりに出ることがある。夜の空港とか無理だろうな、と思う。
 

JAL B737-800 JA307J

 このレンズの一番の使用目的は飛行機撮影だったはずなのだが、あまり撮りに行けていない。夏の間は暑すぎたからなのだが、冬になればなったで寒すぎるとかなんとか言い訳している。

 来年はどうだろうか? 初心に返って久しぶりに羽田空港のターミナル展望台とか行ってみようかと思っている。600mmでは長すぎるかもしれないがそれもまたよし。


 

Nikon Zf を買った

 今年の暮れになってZfに手を出してみた。Z8のサブ機として、Z5と入れ替えてみた。巷ではとても評判が良いのだがどうだろうか?

 まだ使い始めて日が浅いので、結論として良かったとも悪かったともまだ言えない。想像通りだったこともそうじゃないこともあって、いろいろ試行錯誤しているところだ。その辺の感覚は何をしても勝手に撮らされている感しかないZ8と違うところで、前向きにその試行錯誤を楽しんではいる。

空

 ちょうど紅葉の良い時期だったはずなのに、いろいろタイミングがずれてしまって今年はほとんど撮れなかった。
 

猫

 街歩きしながらのスナップ的な使い方には特にとても合っている(バリアングルを除けば)。小さなレンズとの組み合わせは特に良い。というより24-120mmクラスのレンズを付ける気にはならない。
 

東京の夕暮れ

 写りは文句ない。24Mピクセルという画素数の少なさがちょっと気になっているが、そこはまぁ仕方がない。主に気持ちの問題で実害があるわけではまったくないし。
 
 今はもっと快適に使うために後付けのグリップを試してみたりしている。あとストラップについても、最近は何も考えずにPeak Designに頼っていたのだが、Zfはそれではダメな気がして、どうしたものか?と考えているところだ。


 

また石垣島に旅をしてきた

 昨年に続き石垣島に行くことができた。最近の出来事と言うこともあって、今のところこれが2024年で一番良かった出来事だと思っている。

 この旅についてはいくつか記事を書いたが、代表として一番最後に書いた飲食の記録記事だけ貼っておく。他は↑ここからまたさらにリンクが張ってある。

 そして以下にはこれらの過去記事では使わなかった写真を並べておく。いずれもNikon ZfやiPhoneで撮った写真ではなくて「写ルンです」で撮ったものだ。

フサキビーチ

石垣市街裏路地

野原岬

 ここに貼ってないカット(特にフラッシュをたいて撮った人物写真など)も含めて、思った通りのエモい写真が撮れたと自己満足している。しかし事前に分かってはいたことだが、今の時代フィルムはあまりにもコストと手間がかかりすぎる。今回の旅のように、非日常をより非日常として写したい、という強力な動機がないとなかなか手を出しづらい。

 あとこれも記事には使わなかったが動画も撮ってきた。

 ショートクリップともV-logとも言えない中途半端で中身のないものだが、自分にとっての思い出としてはこれで十分だ。

 この旅は自分が沖縄、特に八重山諸島への旅行客としてリピーターになりつつあるということ、そして「呼ばれている声」に対してしっかりと返事をしたという実感を持てたことも含め、とても充実したものとなった。この感覚は他人に説明するのは非常に難しいが、しかしここ数年感じていた焦燥感が収まったという点でとても重要なものだった。

 なのでこの旅が2024年のもっとも良かったことなのは間違いない。


 

2024年の総括

 最後にこのブログやSNSに普段書いているようなことはまったく関係ない、よりプライベートなことについて自分のための記録として一言書いておきたい。

 2024年は個人的にこれまでの人生で恐らく最悪の1年だったと思う。身の回りであまりにも想定外の悪いことが起きすぎた。いくつかの出来事はすでに過去のこととなって片付いているが、一方で何も解決していないこともある。なので2025年はどうなるだろうか?と考えても、あまり前向きなことは思い浮かばず気が重い。

 いやでもまだ本当の「最悪」ではない。まだ生きているし、生活も今のところ成り立っている。カメラやレンズを買おうという気も起きるし、写真を撮りに行きたいなという気持ちもある。運転して遠出をする気力がなくなったが、車を手放すことについては躊躇いがある。実際維持できているし。そして旅に出たいという気持ちはとても強いし、実行する気力もある。

 でもそんな状況もなにかがあればあっという間に崩れ去り、1年後にはすべて出来なくなっているかもしれない。「老後にやろうでは手遅れだ」というのは、最近亡くなった有名なタレントさんの言葉だったと思うが、それは本当にそうだな、と実感した1年だった。願わくは20年前に気がついていれば良かったのに。

 ……などと、字面にするととてもネガティブなことを書いているわけだが、必ずしもすべてがネガティブなわけではない。ただ、今年の1年を振り返っての本当の感想はそんな感じだったと、日記代わりにここに記録しておきたい。
 
 好転とまでは欲張らないので、来年も現状維持できていますように。

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