ということで、半月ほど前のエントリーで書いたとおり今秋のコスモスを求めて浜離宮恩賜庭園に行ってきた。
高く澄んだ青空とコスモスに秋の訪れを感じる -酔人日月抄外伝(2023年10月23日)
ここのコスモスは例年は10月中に見頃を迎えるはずなのだが、今年は種まきの時期をずらしたのか、あるいは夏の異常な暑さのせいか、11月に入ってからようやく咲き始めたようだ。しかし、来春の菜の花の準備のために、11月中旬(おそらくこの週末開け)にはコスモスはすべて刈り取られてしまうらしい。とすると、やはり見頃時期のずれは意図したものではなかったのだろう。
浜離宮恩賜庭園らしい典型的な景色。背後にあるのは汐留のビル街(かの有名な超大手広告代理店とか携帯電話キャリアなどのビルがあるはず)だ。田舎の自然の野山の中に広がるコスモス畑に対し、規模がどうとか綺麗かどうかはさておき、大都会の中のコスモス畑はここでしか見られない景色なのは確かだ。
せっかくなので寄りではなく引きで撮ってみる。絞りを胴したらいいか分からないので開放にしてしまうわけだが、ここでPlenaを使ったらどう写るのだろう?とか考えてしまう。
奥の方にキバナコスモスのエリアもあったが、オレンジはもうほとんど終わりかけで、レモン色の方は満開だった。手前の在来種はそこそこ咲いているのだが、まだ蕾が多くてピーク手前といった感じだ。もしかしたら刈り取る頃(11月13日頃?)が一番ピークだったりするのではないかと心配になる。
もちろん寄りも撮った。せっかくマイクロレンズ買ったのだし寄りまくらなくては。が、やってみた結果コスモスはあまり寄って面白い被写体ではないな、と思う。かわいいし蘂の部分の造形とか面白いし色も良いのだけど。
ならばと定番のローアングルから見上げる青空と逆光のコスモスをやってみよう。わさわさとたくさん咲いている割りにちょうど良い場所が見つからない。いや、たくさん咲いてるからむしろ見つからないのかも。
でもまあこんな感じだろうか? もっとたくさん花を入れたかったのだが…… と言いつつ105mmとか使っているせいか。
それでも頑張ってこんな感じにたくさんコスモスの花を入れてみた。こうなると枯れた花や蕾も一緒にフレームに入ってしまうのだがそれは仕方がない。
なおこのカットはクリエイティブ・ピクチャーコントロールを使っている(Lightroom上で)。
しゃがんでいるのが疲れたので上から素直にとってみる。キバナコスモス含めてとてもカラフルなコスモスが寄り集まっていた。
アゲハチョウとか蜂とか小さな動物類もたくさんいるかと思っていたらあまり見かけなかった。なので花だけ撮っていると(自分自身の)バリエーションが少なくて飽きてくるのだが、光が良い感じなので明るく爽やかな雰囲気だけでなく、こういう感じに見えてくる瞬間もある。コスモスも意外に雨の日とか綺麗なんじゃないかな?とか。
そういうのはまたチャンスがあれば来秋にでも狙ってみよう。
あと最後に適当に撮った動画を貼っておく。
手持ちで超絶雑なピント送りやパンをしているけれども、4K HDR動画なので再生環境が対応していればぱっと見は綺麗なはずだ。