立春を迎え少しずつ春を告げる花が咲き始めた

2022-02-06

 数日前に立春を迎えた。いわゆる「暦の上では春」というやつだ。「暦の上では」ってなんだよその言い訳じみた物言いは!と、ずっと思っているのだが、それはさておき東京地方ではまだまだ寒い日が続いている。なんなら今年は例年よりも寒さが厳しいくらいかもしれない。

 しかしそんななかでも季節は確実に進んでいて、暦を確認するまでもなく春の訪れを予感させるものを、近所の散歩コースでもちらほら目にするようになってきた。

蝋梅PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mmF2.8ED PLM AW(50mm), f2.8, 1/400sec, ISO200
 まずは蝋梅。すでに1月の中旬頃から咲いていて、春の訪れを告げると言うよりは、冬真っ盛りを祝っているのではないかと思うくらいだ。黄色い風変わりな花は何とも言えない良い香りを漂わせている。
 

菜の花PENTAX K-3 III, HD DA*16-50mmF2.8ED PLM AW(50mm), f2.8, 1/800sec, ISO100
菜の花PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f1.4, 1/3200sec, ISO100
 そして菜の花。これも春を感じる花で実際に3月頃に良く見る気がするが、実際は1月から咲いていることがある。
 

青空と菜の花PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f4.0, 1/1250sec, ISO100
 高度が低い太陽から差す冬の淡い陽の光も、青空をバックにした真っ黄色な菜の花にかかると強い日差しのように見えてくる。
 

東京スカイツリーと菜の花PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f11, 1/160sec, ISO100
 東京スカイツリーと菜の花を同時に撮れる場所もそんなに多くはないはずだ。それにしても85mmF1.4をf11まで絞ったのは初めてかも知れない。被写界深度のコントロールは大事&面白い!
 

咲き始めの白梅PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f2.0, 1/1000sec, ISO100
 白梅も咲き始めていた。梅は種類が多いので良く分からないが、さすがに梅が咲き始めるとそろそろ春だな、と観念せざるを得ない。
 

ほぼ満開の白梅PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f11, 1/160sec, ISO100
 こちらの八重咲きの木はすでに満開状態だった。こうなると亀井戸天神にそろそろ出かけて様子を見てこなくてはなるまい。
 

寒緋桜?PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f2.8, 1/1000sec, ISO100
 そして梅どころではなく桜まで咲き始めた。これは寒緋桜だろうか?あるいは河津桜? いずれにしろかなり早咲きの桜だ。早咲きとは言え桜が咲いたとなればもう春は近いのは間違いない。

 寒緋桜にしろ河津桜にしろ、ソメイヨシノのようにあっという間に散ったりはしないので、まだしばらくは楽しめるだろう。この日はメジロなど鳥たちの姿はなかったが、またそれも狙いに来なくてはならない。春は忙しい…。
 

寒緋桜と東京スカイツリーPENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f1.4, 1/4000sec, ISO100
 東京スカイツリーと早咲きの桜。無理矢理撮ったのだがまぁまぁ気に入っている。被写界深度なんてもう気にしない。
 

立春の夕焼PENTAX K-1 II SE, HD DFA*85mmF1.4ED SDM AW, f5.6, 1/500sec, ISO100
 最後に2月4日の立春の夕暮れ空の写真を貼っておく。少し前の記事に書いたように、典型的な真冬の東京は雲ひとつない快晴となるのだが、この日はなんだかグズグズと雲が中途半端に残っていた。やはり春は近づいていると認めざるを得ない。

 なお色が変なのは「銀残し」をベースに現像したからだ。この不穏な雰囲気が春を迎える自分の心象と良く合っている(なぜそう思うのかは前記事の末尾を読んでもらいたい)。
 

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