写真で綴る2025年 酷暑の東京の夏

2025-08-25

 昨年もほとんど同じタイトルで、酷暑の夏に撮りためた写真を適当に貼ったエントリーを書いたのは10月になったばかりの頃。だいたい最近の「夏」は9月いっぱいは確実に続いて、下手したら10月だってまだ暑いに違いない。

 だから今年も「酷暑の夏の記録」とか書いてしまうのはまだ早いかもしれないのだが、最近はほとんどブログを書かなくなったせいで、いろいろ写真が溜まってきたので、ここらで一度まとめて放出しておくことにする。

その辺の街角

 今までは休日の暇があるときはカメラを持って散歩するという習慣があったのだが、酷暑になってからはやめることにした。身体に悪いしとても写真を撮ろうという気になれない。

 なのでここに貼る写真はそう決断する少し前、この夏の前半6月末から7月にかけて撮ったもので、その頃は新しく手に入れた50mmF1.8ばかり使っていた。どんなレンズなのかをもっと深く理解するためにまだ試し撮りをしているという感じだった。

宇迦八幡宮

 隣町の氏神様。夏はお祭りの季節だ。境内は綺麗に飾り付けられていたがこの日のこの時間帯は無人だった。静かな神社はとてもイイ。
 

スカイツリーの見える街角

 江東区の真ん中あたりの街角では、南北方向に延びる道路があればだいたいどこからでも東京スカイツリーの姿を見ることができる。前ボケの真っ白な花がボケすぎないように絞ることをちゃんと覚えた。
 

無人の商店街

 古くからある地元の商店街。酷暑の日中は暑すぎてほとんど人の姿がない。

 暑さとは別に、高齢化とか老朽化とか大規模ショッピングモールとの競争とか、小さな商店街が寂れていく問題は、過疎化した地方とはまた別の形で東京23区内でも変わらず存在している。

夏の夕暮れ空

 夏は日没が遅いし、積乱雲が湧いたりして空の表情が豊かになる。また湿気も多くて夕方には空も焼けやすいし、雷雨でも降れば虹が出ることもある(今年はまだ虹は撮れていない)。

都心を望む夏の夕暮れ

 東京夏の夕暮れ。気のせいかもしれないが、数年前と比べて綺麗に焼けることが少なくなった気がする。最近は空を見上げることが減ってしまったせいだと分かってはいるのだが。
 

夕暮れ空に月と飛行機

 上空の雲が夕焼け色に染まるマジックアワーに細い月が出ていた。それだけでも絵になるかも?と思い、望遠レンズを取り付けてカメラを持ち出してみたのだが、ファインダーを覗いていると、急に飛行機が縦に横切っていった。

 カメラの設定を変える暇もなく、慌てて指連写をしてとにかく撮ったなかの一枚。タイミング的に一番面白いところではないかと思う。なお飛行機の機種はおそらくA320かA321と思われる。もう少し大きな機体だったらよかったのに。
 

夕暮れ空をゴーアラしていくJALのA350

 また別の日に撮った夕暮れの雲間を飛んで行く飛行機。月はないけど飛行機(JALのA350-900)はさっきのカットよりかなり低空で近い。多分羽田に着陸しようとして何らかの理由でゴーアラウンド(着陸やり直しのための再上昇)した飛行機だろう。機体はド逆光だけど、こういう色と光だからそれもまたアリかと思う。

大阪へ行く

 お盆休み前には大阪へ仕事で出かける機会が何度かあった。一応GR IIIを持って行ったので、夕飯に出かけるときなどホテルの周辺を少し散歩してみたりした。

東京駅の新幹線N700A

 東京駅で東海道新幹線。特に珍しくもなんともないし出張旅ともなれば旅情も感じない…… のだが、この日のこの時間帯は夏の非常に強い光と影のコントラストが印象的で、しばらく迷った末にカバンの隅に突っ込んだGR IIIを引っ張り出してみる気になった。
 

大阪北浜

 大阪の淀屋橋から北浜の周辺。この辺りには初めて訪れたのだが、古くからのビジネス街らしくレトロ風味な建物が多かった。現代の大都会という点で、東京都似ているようでいてどこか違う、と感じるのは旅先だという意識が作る錯覚だろうか? 川も近いし、良い季節の時期なら地図も見ずにずっと歩き回っていられそうな気がする。
 

大阪の京橋駅

 JR学研都市線の京橋駅のホーム。そもそも駅は写真を撮りたくなる場所なのだと思い出した。それはともかく、鉄道の雰囲気もやっぱり東京とはどこか違う、と感じてしまう。
 

焼肉

 せっかくなので、関西在住の友人たちと久しぶりに会い焼肉を食べた。まもなく焼肉の日がやってくるが、その前祝いみたいなものだ。

 今回行ったお店は大阪中心部の新規開拓店だったのだが、これが大当たりでとても美味しかった! 素晴らしいお肉の数々を久しぶりに食べることができて、暑さにやられた体調をかなり取り戻すことができた。

東京丸の内をブラブラする

 特に何もせず引きこもりを決め込んでいたお盆休みの終盤のある日、夕方からなら少しはマシかと思い、重い腰を上げて銀座から丸の内あたりへ出かけてきた。

丸の内KITTEの中

 丸の内周辺で写真映えするスポットといえばたくさんあるが、中でもKITTEはとても人気がある。この日は巨大な提灯がぶら下がっていた。盆踊りでもやるのかと思ったが、そうではないらしい。やれば良いのに。
 

KITTEの局長室

 KITTE内に再現された元東京中央郵便局の局長室。古い机が置かれたがらんとした部屋で、大きな窓から東京駅を望むことができる。有名な展望デッキよりも東京駅ビューポイントとしては良いかもしれない。
 

KITTEで黒ビール

 最近は体調の都合でお酒を控えていたのだが、暑い夏はやっぱりビールということで、ちょっとだけ飲んでしまった。この酷暑では屋外のビアガーデンなんてとても無理な感じだが、屋内のビアホールなら問題ない。
 

東京駅夜景

 ここまで来たら東京駅のライトアップを眺めるのはお約束だ。なおウェディング系の人たちはいなかった。暑すぎてシーズンではないか、単に時間が遅かったせいかもしれない。
 

深川八幡の二の宮神輿渡御

 旧盆直後の日曜日は地元の氏神様のお祭りの日と決まっている。今年は本祭りではないが、本社の二の宮神輿渡御が行われる。行けたら行くくらいの気持ちでいたのだが、当日起きてみたら体調も天気も良く、暑さもギリ耐えられそうな感じだったので、見物に行くことにした。

二の宮神輿渡御 六部会から三部会へ

 二の宮神輿は氏子町会で構成される部会ごとにリレー形式で引き継がれつつ深川と呼ばれる江東区西部地区(一部中央区を含む)を巡幸していく。その中のとある引き継ぎポイントへやってきた。普段は交通量の少ない裏道が担ぎ手と見物人でごった返している。祭っぽくなってきた!
 

裏路地をゆく二の宮神輿

 引き継ぎ後の二の宮神輿はふたたび動き始め、町内を賑やかに進んでいく。
 

消火栓から派手な放水を受ける二の宮神輿

水掛祭り

 深川八幡の御神輿といえば水かけが有名だ。消防団による消火栓からの放水のような派手なものから、家庭の小さなボウルやバケツや柄杓でかけるものまで規模はさまざま。これでも本祭りの時よりはかなり控えめだ。
 

大門通りをゆく二の宮神輿

 二の宮神輿はさすが本社の神輿とあって、各町のものよりも大型で金ずくめのかなり立派で美しい姿をしている。
 

東京スカイツリーと放水と二の宮神輿

 東京スカイツリーと二の宮神輿。消火栓からの放水を受けている。

 このカットはピントの置き場所と絞り値を間違えたかもしれない。ほとんど遠景だと思い込んでラフに撮ってしまったが、f/8まで絞れば大丈夫なんてことはなくて、フルサイズの100mm超えでパンフォーカスを作り出すのは難しい。
 

葛西橋通りを横断した二の宮神輿

 江東区を東西に貫く葛西橋通りを一瞬止めて、神輿は横断して南へと去って行った。

 事前に知らされていたスケジュールよりも20分くらい早くやってきて少し慌ててしまった。こう言う大規模なイベントは遅れがちというイメージがあるが、みんな慣れすぎているのかもしれない。来年の本祭りが楽しみだ。


 

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