今年は紫陽花も花菖蒲もちゃんと撮れないまま梅雨が終わる

2022-06-29

 前回エントリーに書いた通り NIKKOR Z 24‐120㎜ f/4 S を今月初めに手に入れた。早速試しに写真を撮りに行こうと思って、そういえばちょうど梅雨入りしたしそろそろ季節かな?と思って近所の紫陽花ポイントに行ってみた。

紫陽花Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(105mm), f4.0, 1/1000, ISO100
紫陽花一輪Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(77mm), f4.0, 1/320, ISO100
 すると紫陽花はすでに最盛期を迎えていた。例年だと咲き始めのころからしつこいくらいに紫陽花を撮るという習慣があるのだけど、今年はすっかり時期を逃していた。いや、最盛期をちゃんと見られたのだから逃したわけではないけれど。
 

紫陽花アップNikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(120mm), f8.0, 1/100, ISO110
紫陽花前ボケNikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(66mm), f4.0, 1/200, ISO100
 紫陽花といえばやはり水に濡れた姿が似合うと思うのだが、うまく雨の日に撮りに行くことができなかった。5月中はそれこそ「もう梅雨だろこれ」というくらい雨が降って寒い日が多かったのに、梅雨に入るとパタッと降らなくなり、挙句の果てにはあっという間に梅雨は明けてしまった(後日梅雨入りと梅雨明けは修正されるのではないかと素人なりに勝手に思っている)。
 

紫陽花葉っぱ前ボケNikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(66mm), f4.0, 1/200, ISO100
小さい額紫陽花Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(66mm), f4.0, 1/200, ISO100
 なお Z24-120mm f/4の使い心地は最高だ。焦点距離のレンジは広いから寄りも引きも自由自在だし、思い切り近寄ってもたいていの場合ピントは合う。解放F4と合わせるとボケに頼ることもできる。

 ボディがZ 5では(レンズにとって)役不足かと思ったが、いずれにしろAFも描写も含めて使い心地は最高だ。というか、このレンズをつけてみてZ 5を見直した。これ以上何か必要なんだっけ?と。もうちょっと画素数があると良いのだけど(※個人の好み)。

 そして6月に紫陽花とともに旬を迎えるのが花菖蒲だ。これも気が付いたら最盛期を迎えているらしいということで、慌てて毎年通っている小岩菖蒲園へ行ってみた。

小岩菖蒲園の看板Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(57mm), f5.6, 1/640, ISO100
 と思ったらこんなことになっていた。土手の上から遠目に菖蒲園が見えた時、ほとんど花が見えなかったので「あれ?もしかしてここはまだ早かったのか?」と思ったら、そうではなくてすでに散ってしまったらしい。それも6月3日の雹のせいで。
 

菖蒲園の風景Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(36mm), f8.0, 1/400, ISO100
 例年、最盛期には一面紫やピンクや色とりどりの花菖蒲で埋まるのだが、こんな感じでポツポツとしか花がない。蕾もほとんどないので、今年はもうこれ以上にはならないようだ。
 

黄色い花菖蒲と鉄橋Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(110mm), f4.0, 1/2000, ISO100
花菖蒲一輪Nikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(71mm), f4.0, 1/2000, ISO100
 看板に書かれていたような気持ちで、生き残った花菖蒲たちを褒めて愛でてきた。でもやっぱりちょっと寂しい&痛々しい。
 

花菖蒲アップと玉ボケNikon Z 5, NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(90mm), f4.0, 1/1250, ISO100
 ならば寄ってしまえ、と。

 NIKKOR Z 24-120mm f/4 S の玉ボケに関するちょっと残念なところが出ている。近距離でもピント面のキリッとしたシャープさはさすがなのだが。

 ということで、今年の梅雨はあっという間に過ぎ去ってしまった。紫陽花はすでにくたびれ始め、野生の株はビンテージ化が進みつつある。しばらくしたらそのビンテージ度合いを確認しに行ってみたい。


 

関連記事